睡眠薬は高齢者においても効果があることが明らかになっていますがその反面、認知機能の低下が4.8倍に、日中の易疲労感が3.8倍になるという報告があり(BMJ.331(7526):1169,2005.)注意が必要です。わが国の在宅療養患者を対象にした調査ではベンゾジアゼピン系薬の副作用が際立って多いことが報告されています。特に高齢者では筋弛緩作用や運動失調が転倒を招き、大腿骨の骨折から寝たきりになるケースがあります。 これに対してハーブは鎮静作用や鎮痙作用をもたらす一方で筋弛緩作用を起こすほど強力ではないのでリスクが小さいといえます。また自然の眠りが得られるため日中に眠気が持ち越されることがありません。質の良い睡眠を得るためにはジャーマンカモミールやパッションフラワー、リンデンやバレリアンなどから相性がよいものをお試しください。 [お知らせ]8月20日(火)14時~15時30分までグリーンフラスコ自由が丘店にてオレンジカフェを開催します。参加費500円です。