1976年に米国国立がん研究所(NCI)のマイク・スポーン博士が「がん化学予防cancer chemoprevention」という概念を提唱しました。化学物質というと医薬品のイメージがありますがこの場合はフィトケミカルのケミカル、つまり野菜・果物・ハーブの有効成分を含みます。そして1990年にはNCIがデザイナーフーズ計画(植物性食品によるがん予防)を発表し、1991年には官民一体となってファイブ・ア・デイ運動(1日に5サービングの野菜や果物を摂ろう!)を展開しました。それが原因がどうかはわかりませんが米国のがん患者さんの数はすでに減少に転じています。実は日本の機能性表示食品制度もこうした延長上にあるのですが残念ながら理解されていません。一方でがんという病はミステリアスで「インドの聖者もがんになる」といわれるように食事や思考・想念をいかにピュアにしても罹患することがあります。しかし可能な範囲で予防の努力をすることもまた大切なことのように思います。『女性のためのがん予防統合ヘルスプログラム』 6月25日(火)13時~グリーンフラスコ代表 林真一郎 自由が丘メディアラボにて お早めにお申し込みください。