柳川守先生のピアノリサイタルに伺いました。

冬の軽井沢はマイナス1度。夜の演奏会でしたが

ホールはあたたかな人々の思いがあふれていました。

 

ロビーのクリスマスツリー、ほんわりとしたライトに包まれてクリスマスツリー

今年も演奏会に家族で伺い、柳川先生の演奏が聴くことに

喜びと感謝の気持ちで心が満たされました。

 

昨年は、3年ぶりのホールでのコンサートでしたが、

今年も先生の演奏はご健在のまま

そしてプログラムも

”若手ピアニストでさえも この3曲を立て続けに演奏することはない”

体力的にもテクニック的にも困難を極めるという(夫談)

プログラムに挑戦をし続ける柳川守先生

 

私にとって、柳川先生の演奏会は期待と

どこまでも連れて行ってくれる

時空を超えた世界をめぐる旅。

 

前半の部のモーツアルト、後半の部のリスト

演奏が進むにつれて先生の表現がピアノからあふれるように

盛り上がり、そして、最後は高揚した気分で会場すべてが包まれていました。

柳川先生のリストのソナタ(ロ短調)

言葉や映像では表せない、音楽だけが伝えるメッセージが

あるのだということを今まさに知ることができました。

初めてこの演奏をホールで聞いた時の衝撃、

時が立って音楽が熟成していく様子を味わいながら聞く

音楽という一瞬の芸術の壮大なスケールをあたらめて感じさせてくれました。

 

大きな拍手とともに先生が両手を広げながら

いつものあたたかな表情でアンコールに応える様子で観客の前に姿を見せた柳川先生。

今年、娘が花束を先生にお渡しするという大役をいただき無事お渡しした時には

幼少期から家族みんな揃って演奏会でのことを

たくさん思い出していた。

時は流れても記憶に焼き付いている思い出は色あせないものだと。

 

演奏後の楽屋口に列ができ

にこやかでとてもよい表情の先生にお会いできました。

お母さん「素晴らしい演奏でした」

(それ以外の言葉が見つかりませんでした・・・)

 

柳川先生「ただ、弾いているだけです。」

と謙遜されるように首を横に振っておっしゃっていた。

 

90年という人生の歴史の中で醸成された音楽の一瞬一瞬を

全霊をかけて突き進んできた先生のお姿に

「これでよい」というゴールは見えない。

 

「やりたいから、やるのです。」

「自分のウィークポイントをついてくれる曲を選ぶのです。」

*(20年ほど前「想像を超える選曲」への問いに対して)

    

 

柳川先生の次の演奏会は来年1月にありますベル

1/23(水) 東京文化会館 小ホール 19時開演 
 

https://www.mamoru-yanagawa.com/ 柳川守 公式ホームページ

 

令和6年1月 柳川守 ピアノ・リサイタルのお知らせはこちらからベル

 

 

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 脇田美術館の演奏会(2018)