こんにちは~みどりへのとびら🍀です。

 

森の木の実でお洗濯をしてみて、ふと疑問に思ったことがあります。それは・・・

オリーブ油の汚れはサッと落ちたのに比べ、動物性の脂や人工的なアブラ汚れは木の実では落ちにくかった事です。水や天然の洗剤で「落ちない汚れ」は私たちの身体の中においても「落ちない汚れ」なのではないか ⁈ と思い、調べてみることにしました。

 

水で落ちにくい汚れは油汚れ、手垢、皮脂などの酸性の汚れです。これらに共通する「あぶら」。字に表すと「油」「脂」どちらも「あぶら」と読みますが前者はさんずいの油、すなわち水で浄化されやすい油です。後者は月編の脂、水で浄化されにくい脂です。

 

では其々の「あぶら」の種類を見てみましょう。

 

油は植物性の「不飽和脂肪酸」と言われる、オリーブ油や昔ながらの抽出法で作られた菜種油などの単不飽和植物油や「オメガ3脂肪酸」と言われる多価不飽和脂肪酸(北の冷たい海で獲れるイワシ,ニシン、サバ、サケなどの魚介や亜麻、麻、スベリヒユの油)等が挙げられます。

  

脂は動物性の「飽和脂肪酸」と言われる、牛や豚、羊、皮付き鶏肉、全乳、全乳製品(特にチーズ、バター、クリーム)、植物性不飽和脂肪酸の熱帯産油(ヤシ油、ココナッツ油)、その他人工的に作られた飽和脂肪酸のマーガリン、ショートニング、硬化油(液体の植物油を室温でも半固体や固体になるよう水素で人工的に飽和させ劣化しにくくさせたもの)が挙げられます。

 

次に「あぶら」の身体への影響について見てみましょう。

 

オリーブ油に含まれるオレイン酸は善玉コレステロールを減らさず、悪玉コレステロールだけを減らす働きや、「酸化されにくい」という特徴があります。植物性のオメガ3脂肪酸はアレルギー性原因物質を抑制したり、血栓予防の効果があります。魚介性のオメガ3脂肪酸は脳神経を活性化したり、血液の流れを良くする働きがあります。

 

一方、動物性の脂は酸化しやすく、酸化した脂は体内で活性酸素と結びついてDNAに損傷を与え、血流が悪化し免疫力が下がり癌や動脈硬化、心疾患や脳疾患、糖尿病などの原因になるのです。

 

これらの事から、水や天然の洗剤で「落ちない汚れ」は私たちの身体の中においても「落ちない汚れ」だと言えるのではないでしょうか?

体内で浄化されない汚れが病を引き寄せるということがお分かりいただけたかと思います。

そして人間は汚れを落とすことを追求し続けた結果、開発に至った自然からかけ離れた合成洗剤は人体への悪影響は勿論のこと、 河川や海に流れて、ヘドロの原因になったり、魚のエラにつまったりして、環境汚染の一因となっているのです。

 

木の実で洗濯してみた事をきっかけに、その木の実や川や海を育む森から、『自然の一部である私たちが不自然なことをすると、身体の循環も自然界の循環も滞ってしまうんだよ。』ということを教わったように思うのです🍀

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

 

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