こんにちは

みどりへのとびら🍀です。

前回の投稿から随分とブランクが空いてしまいました~ 伝えたいことは思いついたら直ぐに伝えないと、あっと言う間に時に流されて、かき消されそうになりますね。 いつも意識して、今この瞬間にいる事がたいせつだなぁと感じました。

 

今日は日本の洗濯の歴史についてふれていきます。

 

古代の洗濯は川や泉で、踏み洗い、揉み洗い、叩き洗い等の「水洗い」でした。

700年代(奈良時代)からサイカチやムクロジ、エゴなどの木ノ実の果皮を「天然の洗剤」として使用し始めます。

 

【サイカチ】

 
【ムクロジ】
 
 
【エゴ】
 

平安時代になり、洗たく場が川や泉のほとりから井戸端など住居の周辺に移るにつれて、洗たく桶が必要となりました。「たらい」が現れたのは平安時代になってからです。

 

1500〜1700年頃(江戸時代)に西洋から「石鹸」が伝わってきましたが、当時の日本では石鹸はとても貴重なもので、木ノ実や石灰、米のとぎ汁などが主流でした。

 

 

 1870年代になって国内でも石鹸の製造が始まり、その後急速に民間に普及していきました。

 

1917年にはドイツで石炭から合成された世界で最初の「合成洗剤」が開発されました。、その後、各国で様々な合成洗剤が作られるようになり、欧米では洗濯水として使用する水は、硬水を使用するので石鹸カスのできない合成洗剤が注目され、昭和30年の終わりには、合成洗剤が石鹸の生産量を、追いぬきました。

 

川や泉の畔の水だけで洗濯をしていたのが、洗浄効果のある天然材料を発見したことが洗剤の始まりです。、また川や泉から離れた所にまで住居が広がったことで、生活用水のための井戸を掘り当て、井戸端で洗濯ができるように「たらい」や洗濯板などの道具が作られるようになりました。ここまで先人たちの智慧によって洗濯文化も進化してきたことが伺えますね。

そして更に洗浄力や利便性が追求されるようになり、合成洗剤や洗濯機などが開発され現代に至るわけです。

次回は洗剤の成分にふれていきたいと思います。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

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