僕自身はサラリーマン時代、転職回数がとても多かったのですが、その経験で良かった点を振り返ると、「どういう会社でどういう人が採用されるのか」を現場でいつも見る事が出来た、という点です。今振り返ると良い勉強になったなと感じています。
とても基本的な事ですが、メディアビジネスでも、営業代行でも、代理事業でも、ツールベンダーでも、コンテンツプロバイダーでも、開発事業でも、コンサルでも、やはり一番大きな会社の競争力は「人」だと思います。それは、扱う物が似ていたり、スキームが似ていたり、技術者の能力にあまり差異がなかったり等、現代社会では事業内容で大きな差別化を図る事が難しくなっている為だと思います。また、ノウハウ等も二次流通しているためか、やり方も簡単にパクられる時代なので、真っ向な戦略だけで会社経営出来る程、簡単な時代でもないようです。
そんな似たり寄ったりのビジネス社会の中では、「ノウハウを持った優秀な人材に、いかに長く会社ではたらいてもらえるか」が超重要だと考えています。これはCAグループやGMOといった会社から勉強させてもらいました。ノウハウも、残念ながら会社ではなく人に蓄積されるので、その人が辞めたりすると、会社の戦闘力が下がり、中長期的に見ると会社が不安定になってしまいます。
そんな会社を支える、優秀な人材を採用出来るかどうかは、これも色んな会社を見てきて確信していますが、経営者自身の採用力にかかっていると思います。僕も人材会社ではたらいた事はないので偉そうな事は書けませんが、スタートアップ10年以内の会社で、会社も事業もうまくいっているケースをよく見てみると、経営者がかなり早期に優秀な人材を採用して、体制構築をしています。
採用とはかなり定性的なものであり、運によるところがとても大きいです。ただ「人から好かれやすい人気者タイプの経営者」は、普通の人よりもたくさん人脈を築けるので、その分優秀な人との巡り合わせも多く、採用が成功する確率が上がるのではないかと思います。要は手段は何でも良いので、選り好みせずに色んな人と会っている経営者の方が、優秀な人材と出会う確率が上がり、結果としてそれが会社の競争力につながっているのではないかと思います。
ちなみに僕自身はそこまでガツガツ系タイプの人間ではなく割と控え目な性格だと自分では思っていますが、営業出身ということもあり新しい人と会うのは好きです。Green Creationの今の仲間も、すべてひょんな出会いから始まっています。自分でも優秀な仲間を集められる点が、一つの得意分野である事に起業してから気付きました。
また、これは経験談ですが、創業時はとにかく色んなノウハウを持っている人がいると、立ち上げは相当有利になります。未経験者だと育成コストもかかるので、会社の走り始めは即戦力で固められると、理想かもしれません。
経営者の採用力は、会社の運命を左右するくらい大切な資質だと考えているので、今後も僕自身が採用には全力を尽くして、会社の屋台骨をつくっていきたいと思います。