昨今の新卒売り手市場の中、都内の有効求人倍率は1を軽く超え、弊社の様なスタートアップが優秀な学生を採用しづらい市場感が続いています。
昨日、会社を創業してから初めて新卒内定承諾者が現れ、本当に涙して嬉しかったです。元々うちの会社は、7年前に僕が勤務していた会社の後輩Sと立ち上げ、創業6ヶ月で委託スタッフ合わせると20名規模になり、またインターン生のアルバイトを採用したりしながら、気合で何とかやってきました。
それでも、会社のビジョンにもなっている「志事」という考え方や、地方拠点で地方創生を推進していく=ソーシャルイノベーションを起こしていく弊社の「企業文化」は、本当に独特です。その為、早いタイミングで新卒採用をしながら企業文化を創り、会社組織でビジョンを体現していく必要性をずっと感じていました。
新卒1期生の採用に成功し、会社がまた新しいステージへ入りました。彼には本当に感謝していますし、将来の夢を実現してもらえるように、Green Creationとして全力で応援したいと思います。採用時の想いを忘れないうちに、また新卒2期生、3期生と増えてきても「社長が新卒採用に対して、これだけの思い入れがある」というマインドを継承していきたいので、ブログを書いておきたいと思います。
新卒採用のメリットは、このページが分かりやすく解説していました。
また、スタートアップの新卒採用自体のhow-toについてですが、正直今の時代、手法は山の様にあると思います。勿論、ネット広告やSNS等を使ったり、採用支援会社さんから紹介頂いたり等。弊社が今回成功したやり方は、内定承諾までで、単価数万円で獲得出来た画期的な方法で、公に書くのは今は難しいのですが、特に参考にしていて繰り返し読んでいた記事はこの記事です。
■新卒について(CA藤田社長、16年前)
この記事の内容を体現する方法を僕はこう解釈しました。
「スタートアップだからこそ、会社の顔となる社長が直接学生と会って、学生達の志に触れる。その中で、会社のビジョンにもしっかりと共感してもらい、個性を活かしながら働ける場所が会社にあることを、社長がちゃんと自分の言葉で一人一人に語る」
カッコばかりつけたベンチャーは多いですし、採用ページの華やかさだけでとりあえず応募数をデタラメに集めている会社も多いと思います。そういう会社は大概、社長が採用活動をしておらず、人事担当者がやっているケースが多いです。自社にとって、本当に優秀な人材かどうかは、おそらくそのケースでいくところの人事には見抜けません。なので、社長が自ら時間を使って、採用活動をすることに意味があると思います。
僕が就活をしていたのは2006年で、一番初めに受けた会社説明会は、たまたまサイバーでした。大阪の京セラドームまで藤田社長が来られて話されていたのを今でも覚えていますが、「ラフな格好で歳の近い社長が話してくれている。ほかの会社はほとんど採用担当の人事が話していたけど、ここの会社は社長が募集概要まで全部話してくれているし、何だか会社を身近に感じられる」という所感を持った事を、今でも鮮烈に覚えています。
藤田社長の記事にもあるのですが、「入社前にもともと抱いている志、大志」を持ち続ける事が本当に大切なので、それを会社が断絶させないよう、実現に向けて全力でフォローをしていければと思います。
また、企業文化創りの為に今後しばらくは新卒採用だけにフォーカスして、僕も採用には全力をつくして、優秀な人材をどんどん集めていけるようにしたいと思います。
株式会社Green Creation
代表取締役社長