- 夫(彼・親・上司・同僚など)や子どもにイライラが抑えられない
- 子どもに怒鳴る、暴言を吐いてしまう
- 夫に暴言暴力してしまう女性
または、
- 妻・彼女に暴力を振るわれる男性
・・が、この記事を読んでくださっているのではないかと思います。
こんにちは。心理カウンセラー森玲子です。
暴力を振るう女性の心理、暴力をやめるために知るべき心の仕組みや解決のヒントを書きましたので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
まずはじめに、もしあなたが暴力を振るってしまう女性でしたら、安心してください!
暴力をやめることはできます。
正確に言うと、暴力を振るわなくてもよくなる、です。
詳しくお話ししていきます。
まず、『女性が暴力を振るう』ことを、何か特異なことのように思うとしたら、それは偏見です。
妊娠・出産・授乳など、男女で体の生理的機能が異なるところはありますが、人間が行う行為・態度で、男性だけ、あるいは女性だけがするものはないでしょう。
暴力についても、そうです。
ただし、暴力を使う動機は、男女で多少傾向の違いがあるように思います。
男性が女性に対して暴力を振るうとき、主に支配や抑圧などチカラを示す目的である場合が多い一方、
女性が男性に暴力を振るうケースでは、言葉で伝えているのに理解してもらえない、察してもらえない、共感してもらえない、協力してもらえないフラストレーションが暴力という形になることが多いように思います。
女性の場合、繊細な本音が心の奥に隠されたままで、「どうして・・・なの!」と表面的で感情的な怒りや不満の言葉で相手を責めたり、言葉で伝わらないと思えば暴力してしまうことで、問題の解決を遠ざけているように見えます。
そして、このような状況にある女性にとって傷つくのは、夫(彼)が
暴力に至った自分の心の過程を理解しようとはせず、暴力という行為だけをあげつらい、そのことで人格否定するような言葉を浴びせられることです。
さて、ここから先は、
- 夫(彼・親・上司・同僚など)や子どもにイライラが抑えられない
- 子どもに怒鳴る、暴言を吐いてしまう
- 夫に暴言暴力してしまう
そんな自分を変えたい、暴力をやめれるようになりたい女性のあなたに向けて書き進めてみます。
改めていいますが、暴力はやめられます。
正確には、
暴力に至らずにすむようになる
暴力しなくても良くなる
です。
勇気を出してカウンセリングを受けてくださった皆さんの体験談を、ぜひご覧ください。
《お客様の体験談》
■夫にイライラ!やめたいのに変われず困っていました
■夫への暴力が止められない!家族の平和のために決断!
■警察を呼ぶほど悪化した夫婦関係が3ヶ月後笑って過ごせるように
その他のご感想はこちら ⇨ お客様の声まとめ
ところであなたは、人の悩みの根本原因をご存じでしょうか?
どういう事情かにかかわらず、どんな人のどんな悩みも、その根本原因は自己否定なんです。
”え?私は夫に腹を立ててるんです!
家事育児は他人事で、共働きなのにもかかわらず、すべて私がするのが当たり前と思い込んでいるだけじゃなく、批判や口出しはするけど手伝おうとはしない夫
いちいち言わないとやらない夫
頼むと、いちいち面倒くさそうにする夫が原因です!”
そう言いたい気持ちはよくわかります。
確かに、日本の男性は先進国の中で最も家事育児にかける時間が少ないのは統計でも明らかです。
男性の意識と実際の行動が変わることも大事なのは当然です!
『夫に原因があるのに、わたしがカウンセリングを受けるなんて納得いかない!』
という方もおられることでしょう。
カウンセリングは「悪い方」がうける、というものでもありません。
カウンセリングは、受けたい方が受けていただいたらいいと思います。
これまで夫に暴言暴力してしまうことでカウンセリングを受けてくださった女性の皆さんに何が起きていたのか、シェアさせていただきますね。
あなたの現状と共通するところがきっとあると思いますので、読み進めてみてください。
まずもって、
夫に暴言暴力してしまうことを止めたいとご相談に来られた方には共通点ありました。
共通点でいうと
●頑張り屋さんで生真面目
●よい妻、よい母、よい嫁、よい社会人であろうとして頑張りすぎる
●「ちゃんとしないと!」の呪いにかかっている
●「みんなこれくらい普通にやっている」と“謎の世間”を規準にしている
●「できない・やらない・やりたくない」自分は許せない、許されない、きっと責められると思っている
●自分は常に相手に合わせているつもりなので、自分だけが我慢していると思っている
●「これくらいやって当たり前」と思いながらやっているので、頑張ってる風を見せないようにしている
●その頑張りをわかってもらえていないという不満をいつも抱えている
●頑張りを見せないようにしながら、頑張りをわかってもらいたいと思うこの心の中の葛藤がフラストレーションを大きくしている
●自分がやらないと回っていかないと思い込みすぎている
●「頑張る」をやめられない
シンプルに言うなら
『ちゃんと』を頑張りすぎている
ということです。
『ちゃんと』とは
誰かに責められないように
誰かに批判されないように
誰かに嫌われないように
など
『誰かの価値観』が規準になっている
ということがわかるでしょうか?
「規準にする」ということは
それを「正解」にして生きるということです。
あなたの本音や現状が
『ちゃんと』通りになっていないと
あなたが判断し、
あなたがそれを許せない、となれば
それは自己否定ですね。
そして
自己否定した瞬間、
嫌な気分になります。
その嫌な気分は
罪悪感です。
そしてたいていの場合
私たちは罪悪感を感じると
瞬時に自己正当化したくなります。
自分は悪くない
だって○○だったから
○○のせいで
いま~~しようとしてたのに
せっかく~~しようとしてたのに○○だから
あなたが~~すべきでしょう
どうして~~してくれないの
など
不満や不平、八つ当たりみたいな形で
自己正当化される場合が
多いのではないかと思います。
で、これが
喧嘩を大きくする原因に
なるケースがほとんどですね。
もちろんこれは
女性だけが行っているわけじゃなく
男性も同じようにやっているはずです。
責められたら責め返す。
これが
あなたの中で起き
さらには
外に向かって、夫との間でも起きる。
どちらが悪いのかとか
どちらが正しいのかとか
それを明らかにしたところで
現状は変わらないです。
「悪い」と責められれば
責め返したくなるのが
普通の人間の反応です。
喧嘩が終わらないばかりか
さらに険悪になるだけです。
変えられるのは自分のことだけ。
だとしたら、
あなたはどうでありたいのか?
これらの反応が
無自覚に起きているのだということを
まず知ることです。
両者とも無自覚で行っているからこそ
意識して自分の反応に気づけるようになることが
なにより大事です。
ただし、あなたはその自覚が
ないはずです。
なぜなら、あなたの中で起きていることは
瞬時の反応で、
ほぼ無意識に起きているからです。
自己正当化、責任転嫁をするとき
あなたとしては
「当たり前の正しいこと、常識を言っている」
という認識で言葉を発していたり
するはずです。
改めて言いますが
誰が悪いとか言う話ではなく
あなたがイライラしたり
暴言暴力を止められないことで
悩み苦しんでいて
もうそれをやめたいということであれば
それは無自覚の反応として起きているので
その無自覚に起きていた反応を
意識して見れるようになれば
イライラしなくなるし
イライラする自分にイラつかなくなるし
暴言暴力にまで発展させなくても
すむようになる、ということです。
ただこれは、
瞬時に起きる反応として
ほとんど無意識に起きています。
ここで大事なのは
誰が悪いのか、ということでなく
自己否定や自己正当化、責任転嫁を
するなと言うことでもないんです。
あなたをイラつかせている
本当の原因をよく知ってもらいたいわけです。
それは
あなたが信じている『ちゃんと』の
ルールが、あなた自身を裁くことで湧く
罪悪感
そもそも
あなたが信じている『ちゃんと』の
ルールがあなた自身を傷つけている
ということに気づくことが、
瞬時にあなた自身を否定し
責めていることに気づけるように
なること
そして、その『ちゃんと』の
ルールから自由になることが
なによりも大事なんです。
もちろん、お一人お一人、体験されていることは異なり、事情も様々ですが、共通するのは
「あるべき自己イメージ」通りに自分がなっていないのが許せない、
「あるべき自己イメージ」に相応しい扱われ方をされてない自分が許せないんです。
その判断、誰がしてる?
自分が望む自分になれないのは、夫が手伝わないから、夫が理解しないから、という理屈で夫に怒りが向いているんです。
本質をよく見れば、「夫が」じゃないですよね。
・こんな自分が許せない
・本当のわたしはこうじゃないのに!
・こんな自分がイヤ
・本当のわたしはちゃんとできるはずなのに!
怒りは自分への怒りです。
あなたが夫に暴言暴力する根本原因は、あなたの自己否定です。
いまの、現状の自分をそのまま受け入れられないことが、あなたを苦しめている。
それが分かれば、悩みの根本解決は自己受容しかないということが分かるはずです。
どんな自分であれ、その自分をありのまま認め受け止める、そして赦す、これが自己受容ですね。
自分を否定すれば、人は悩みます。
自分を認め赦せば、悩みから解放されます。
本当は、もっと穏やかでいたいですよね。
優しく思いやりのある自分でいたいですよね。
安心して存在したいですよね。
大丈夫です!
そうなれます。
そのためには、今まで無自覚にしていた、あなたの思考と感情の動きの変化に気づけるようになることです。
体の感覚に敏感になることです。
自分を頑張らせすぎていることに気づけるようになることです。
妻や母など、役割を完璧にこなすことより、「わたし」を大事にして「わたし」の気分を中心に選択できるようになれば余裕を取り戻せるようになります。
だって、余裕があるときは怒らず暴力せずにすんでいませんか?
今まで、ひとの機嫌や都合など、自分の外側ばかりに意識を向けてこなかったでしょうか?
外に向いていた意識を自分の内側に向け直して、内面で起きていることを静かに客観視し自己否定に気づいて、そのたびに自己受容することが習慣になれば、現状の悩みだけでなく、どんな悩みからも解放されます。
無自覚を自覚する、無意識を意識する。
今までやったことがないという人も多いでしょう。
ですがこれは、人間にもともと備わっている能力なので、使えば使うほど上達するものなんです。
ひとの悩みの根本原因は、自己否定。
よって、根本解決は、自己受容。
自己否定に気づいたら自己受容!の習慣が身につけば、現状の悩みだけじゃなく、これから先の未来も悩みに振り回されることがなくなります。
そして、自己受容が進むと、この自分で大丈夫!という自信と安心が手に入ります。
誰とどこにいても、安心して自分らしく振る舞うことができるようになります。
閃きや直観、インスピレーションを受け取りやすくなり、軽やかに行動できるようになります。
いま暴力を振るってしまうことで悩んでいるあなた。
あなたに否定されたあなたが、あなたに気づいてもらうことを待ち望んでいる。
あなたに気づいてもらって、ありのままに認め赦されることを待ち望んでいる。
あなたに否定されたあなたは、あなたに赦されることでしか救われないんです。
一刻も早く、救ってあげて欲しい。
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