青春18きっぷを利用した紀伊半島一周の乗り鉄たび
佳境へと入り、
今回はJR紀伊勝浦駅から御坊駅までの旅程を辿ります。
御坊駅ではあの鉄路を乗りに行きますよ...
旅の続きに入る前に、
よければ少しだけ昨日のお宿をご覧くださいね...
亀の井ホテル 那智勝浦さんへ宿泊。
昨今はバイキング形式でのお食事が多い中、
夕・朝とも、レストランでの美味しい豪華な和食。
7月にグランドオープンされたばかりで、
お部屋・館内とも清潔でキレイでしたよ。
¥17,450/人(税・サ込)、会員になったので更にドリンク1杯が無料...
とても良いホテルで、私は十分満足出来ました。
紀伊勝浦駅から徒歩約10分ほどのところにあります。
さてさて、
チェックアウトを済ませて紀伊勝浦駅へと駅前商店街を抜けて向かいます。
途中のお店のメニューを鑑賞中... じゅるる。
駅前に戻って、もう一つの方の商店街の先を眺めてみたら、
すぐそこはもう海なのですねー。
これに乗ります。
紀伊田辺行きに乗車で2日目の旅がスタート。
途中の田並駅でホームへ降車。
昨日と同様にまた例のアレ 🚅 ですね...
パンダくろしお号 を眺めました。
白浜駅に到着。
アジア系のお客さん多し。
乗車してきた紀伊田辺行きの発車時刻まで特急電車を眺めて過ごします。
これは ロケットくろしお号?
それともカイロスくろしお号? って呼ぶんだろうか...
ク で モで ロで ハ なのですよ。
横で友人が呟いております。
何かの魔法呪文みたいですねー。
徘徊していたら発車時間も近づき、車内へ戻りました。
紀伊田辺駅に到着後、
御坊行きに乗り換えています。
で、只今が和佐駅に停車中です。
今度は私だけは横着して、
電車内から例のアレを眺めることに...
先ほど白浜駅で眺めていた、
ロケットくろしお号に背後を追いかけられていました。
そんなこんなで、定刻に御坊駅へと到着。
私は名前だけを知っていた
ホテルイメージが強い
あの鉄路の初乗車へと向かいます。
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そう、
紀州鉄道さんなのです。
0番ホームが紀州鉄道さんの乗り場デス。(車輌は KR205)
(挿絵は紀州鉄道さんのホームページより)
5駅 2.7㎞ の日本一短いローカル私鉄路線で、
列車は平均時速約20㎞で運行されています。
車内はロングシート
このKR205は信楽高原鉄道さんから無償譲渡を受けられたそうな。
列車は建物の軒先をかすめるように走っていきます。
途中の紀伊御坊駅に佇む キテツ2
前方にもう終点の西御坊駅が見えてきました。
御坊駅からは、わずか8分間のミニ・トリップ。
車輌と駅と周辺風景とが調和していて、昭和レトロ感で心が和みます。
現在はここ西御坊駅が終点。
折り返し乗車まで約30分ほどありますので、
猛暑をこらえながら少しだけ駅周辺を見て歩きました。💦
で、この先はというと...
今も所々に線路がありますが、橋梁が外されていますね。
残念...⤵
そしてここから先がトワイライトゾーン。
1989年4月、
ここから先にあった日高川駅までの区間0.7㎞は廃止されてしまいます。
(1973年 国土地理院地図より)
旅を終え家に戻ってから
線路の行方を少々検証してみました。
するとこんな感じで路線は繋がっていたみたい。
それとこの日、遺構に全く気づかなかったのですが、
西御坊駅からはもう一方向へ路線が延びていて、
大和紡績和歌山工場へ繋がる貨物線が存在しています。
残念なことに、この貨物線0.85㎞は1984年6月に廃止。
街なかには今もなお、
廃止された線路や遺構が残っているところが所々にあるようなので、
またいつか機会あれば、真夏を避けて探検してみたいです。
建物の間からちらりと見える車輌の姿は、
まるで鉄道ジオラマを眺める風情ですねー。
暑さに耐えられず、限界を感じて西御坊駅に戻りました。
ホントにステキな、なんか心が浄化されていくような風景でっ...
私は錆だらけの歪んだトラス柱と看板にも萌えました。(笑)
駅舎の中に掲示されていたポスター
来る途中の車窓から真ん中にあるキハ603を見かけていますね。
ローカルな私鉄ながら、運行本数が多いのは嬉しい限り !
14:04発でJR御坊まで折り返しの乗車。
同じく信楽高原鉄道から無償譲渡された車輌 KR301が留置中。
で、こちらが紀伊御坊駅近くに保存されているキハ603。
わずか8分間の旅でしたが、
多くの鉄道が好きな方々が仰るとおり、
このステキな脳内感覚は実際に乗車された方だけが得られる
なにかしらの満足感・充足感で充たされています。
機会ありましたら皆さまもぜひお出かけ下さいね。
百聞は一見に如かずですよ。
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というコトで、
JR御坊駅に戻ってきました。
次回の記事でこのテーマは終了の予定です。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
では、また。