実家で活躍していた二槽式洗濯機

この家を建てたとき新しく買ってずっと使い続けていると母は言う

それが本当ならば昭和60年から38年以上使ったことになる

長持ちだね 単純な構造だから壊れなかったのかな

 

最近 洗濯機の後ろの床が濡れている

気になって洗濯機を動かし掃除もかねて原因を探す

蛇口を開けると水がポタポタ

これだとばかりに業者の方に蛇口を交換してもらった

これでよしと洗濯を始めればまたしても床に水たまり

蛇口は大丈夫 だったらなになに どこどこ

水の出所をたどれば排水ホースの蛇腹が半分裂けている

いままではどうにかこうにか蛇腹がギュッとなっていたんだろう

洗濯機を動かしたからホースの裂け目がひろがったのかな

古い機種の洗濯機の排水ホースの部品があるかな

そんな心配をしていたら母が新しい洗濯機を買うと言い出した

 

今までと同じ二槽式洗濯機がいいのか全自動洗濯機がいいのか

お店には二槽式洗濯機も陳列してあって驚いた

まだ需要はあるんだ

お値段は一番安い全自動洗濯機よりも二槽式洗濯機のほうが高い

一人暮らしの母なので一番小さな4.5㎏の全自動洗濯機を買った

 

小っちゃいね かわいいねと母は言って喜んでいたが

果たして簡単な操作だけど分かるかな 慣れるかな

 

まだ現役バリバリの洗濯機だったけれど処分

ホースさえ裂けなければ使い続けていたと思う

いつもそこに当たり前に存在していて見慣れたもので

長年の使用による汚れ感もあったが気にもならなかった

愛着ともちがうがちょっともったいない気がした

 

二槽式洗濯機様 長い間ご苦労様でした