早朝のラジオで榛の木の話

 

榛の木といえばごんぎつねにでてくるんですよと言われた  

 

ごんぎつね

 

国語の教科書にあった

 

うなぎを盗んだお詫びにいろんなものをそっと届ける話だったかな

 

お詫びの品とは違うが

一人暮らしの母の家にも

そっといろんなものが届く

勝手口に季節の野菜や果物が置かれている

どなたが持ってきてくださったのだろうか

包みにも名前は書いてない

母曰く

ここにあるということは間違いなく私にくださったということ

お礼の言いようもないがきっとあの人かなの目星はあるらしい

置いておいたからねの一言があればあとからお礼もいえるが

くださるかたはそんなことも気にしないのだろう

日常茶飯事のこの様子

まるでごんぎつねみたいと思っていた

 

ラジオからごんぎつねの話を聞くとは思いもよらなかった