通院時は、病院の車椅子を借りている。

 押してくれるのは、いつも姉。

 車椅子のブレーキのタイミングで、いつも困る。

姉は、私にブレーキ操作をさせたいのだが、ブレーキをかける、外すタイミングが、姉の車椅子を押す。止めるタイミングと少しでもずれると。
 「ブレーキ!」と少しキツメに言われてしまう。

これが、結構私には負担なのだ。

姉がどこを向いてるのか、どっちの通路にいくのか、ここで止めるのか、ゆっくりあるきだしたな…止まるのかなとか。まだ先まで行くのかなとかね。

待合室で車椅子の人をみていると、車椅子を押す人がブレーキを操作している。まあそりゃあそうでしょうねぇ。

 昨日、ショッピングモールのメガネ屋さんへ連れて行ってもらったとき、おもいきって、
「車椅子のブレーキは、お姉ちやんのタイミングが私にはわからないから、お姉ちやんお願い🙏」と言ってみた。高齢者の姉妹がお姉ちやんとか言っているのはスルーしてくださいね。

 因みに姉は普段から男言葉を使うので、私のことは、「お前」とよびます。

 「あたしに、やれってか?」というので、「そのほうがスムーズだと思うのよ、車椅子のヒトは、押してるヒトが、操作してるよ〜。」と言ってみた。

しばらく沈黙。

私も、黙ってたら、
 
車から、降りて、車椅子ヘ移乗するタイミングで、姉がブレーキをかけてくれた。
わかってくれたみたい。

その後は、エレベーターの乗り降りや、お店で検査のときも姉がブレーキをやってくれた。時々もたついてたけどね。

でも、私も、指先の感覚がにぶいし、痛みもあるので、やってもらえてよかった。

言ってみるもんですね。

メガネ屋さんの検査とか、どの位置で見るとか、なんか細かい指示出しをお店の担当者に、姉がするので恥ずかしかったけど、
だまっていたわ。

姉は、20年くらい前一時期、眼鏡屋さんに勤めていたので多少詳しい…。

お店の人が、とても良い人で、姉と私の間に入るかたちで上手くやり過ごしてくれた。

結局、乱視対応、UVカット付の老眼鏡にした。
姉は、遠近を勧めたけど、とおくはメガネなしでよく見えるし、私は、手元が見えればいいから。


水曜日に出来上がるのを、姉が取りに行ってくれるのでありがたいです。

帰りの車中ては、普通の高齢者姉妹に戻り、ケラケラ笑いながら帰りましたよ。


 

 あと、姉は、車椅子の長さを把握してない(する気もないな)ので、前のひとの足に車椅子の先端をぶつけるコトが多々あり、わたしは、声をだしたり、両手で相手を支えたりするのでとても気が付かれる。
かといって、動いてる車椅子のブレーキをむりやり引っ張るのは危険!怖すぎるからなー。
ストレスたまるよよね。


 なんか書いてるだけで、
いろいろ大変ね、私も。
と、励ましたくなってきた。