後悔していること

明日から別の大学の大学院所属になる学生さんが、

年度内にどうしても英文論文を投稿しようとして、夜遅くまで苦労してた。

1時間おきくらいにメールが来るので、速攻で回答してあげていた。

 

終わった時は、明るくなりかけていた。

夜食をつまんでしまっていたので、歯だけ磨いて寝た。

 

*後悔その① 夜食が胃にもたれて眠いにもかかわらず寝れない。

*後悔その② いい加減に歯を磨いたので、口の中に不快感が残る。

*後悔その③ 目が覚めたら薄暗くなりかけてた。夕方の5時だった。

一瞬だけまだ夜明けなのかと思ったが、いったい何時間寝たんだ。

 

 

メールを待ちながら、スマホでweb漫画を読みながら、テレビ映画を観てた。

映画は『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)

黒の組織のキュラソーが、元太君を気に入っちゃって改心するやつね。

 

web漫画の方は『税金で買った本』。

 

 

この真ん中の少年が図書館でバイトをする高校生(石平くん)なのだが、

家が荒れていて、成績が悪くて、喧嘩に明け暮れるヤンキーなのに、

子供の頃に(今は離婚して家にはいない)父親と来ていた図書館が好き。

相変わらず本は好きなので、小中高で遅れていた読書を再開し、

純粋なままの感性と、少し社会を斜に見る大人の知性で解釈していく。

 

昨日出てきてハッとしたのは、学校の規則が嫌で

自由を求めて学校の外の不良界へ飛び出した(要はサボり)のに

「決まりのない世界は暗黙のルールがやたらあって、全然、自由じゃねえ」

と、石平くんが気付くシーンで、それはヤンキーの先輩の顔をたてるとか、

先輩や仲間の彼女とはくちをきいちゃいけないとか、その手のものなのだが。

 

私が通ったバリバリの進学高校には、制服がなくて校則もなくて、

服装については「自分で考えなさい」というスタンスで、

先輩たちにどうやって決めてるか尋ねたら、

ニーチェの「自由という束縛」や「自由の恐ろしさ」を聞かされた。

『ツァーラトストラはかく語りき』の一節らしい。

いまだにニュアンスは不明だし、先輩がわかっていたかも不明だが、

「ルールを作っておいてくれた方が楽だ」と、思った。

中学時代に不登校だった私が、高校で言うのも何だったのだが。

 

自由の国アメリカは、法律が厳格で議論で正当性を戦わせる国だ。

一方、日本は暗黙のルールがやたらあって、時々、居心地がよくない。

暗黙のルールが比較的少ない日本の都市部に住んではいるものの、

それでも私は、米国も日本も両方とも行き過ぎていると思う。

 

どこが、暮らしやすいんだろうなあ――

例えば米国だったら時間外に学生の面倒見るかな、いや、それは見るか。

ドイツも……研究所なのに、友人は学生の結婚問題の相談まで受けてたな。

大学や研究所は、ルールがあるうえで、自分で考える範疇が広いのかも。

まあ、考えるのが仕事だしな。

 

多忙だけども、今の仕事を選んだことに後悔はないです。

 

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ついでに、夕べは待ち時間にwebで和服を探していたのだが、

(和装のお出かけ予定が入ったので、小物探しなど)、

和装も決まり事がたくさんあり、時に時代に合わなかったり事実無根だったり、

大手呉服チェーンが仕掛けた営利目的の新ルールだったり、と

自分で見極めていくのがめんどくさいものではある。

アラカンになったおかげで、着物警察(他人の着付けにちょっかいを出す人々)

に取り締まられたり追いかけられたり(←言葉のアヤ)はなくなったが、

他人の服装が気に入らない⇒非難する、となるのは日本ならではなのかな。

それにしても、着物、安くなったなあ……

 

 

これ、色無地って言えるか?

 

ちょっと紺系の色無地も欲しいのだよな、

持っているのは緑系・紫系ばかりだから。