ヒット漫画の実写化に両論はあるものの、

好きな漫画だと、どうしても気になるもので。

『白暮のクロニクル』は毎週録画している。

毎回見ていると、主演二人(雪村と伏木)の役者があっていないだけで、

そのほかはどうにかなっているのかな、とは思う。

普通の謎解きドラマ、刑事ドラマみたいになってきている。

ただ、雪村&伏木のキャラクター二人が、ゆうきまさみ作品の特徴だったから

その二人が外れてしまうと、何やら別の話みたいなのだ。

 

漫画原作の雪村は、よく笑うんだよ、高校生みたいな感じなんだよ、

笑顔 or 無表情で、口は悪いが怒りに身を任せることなどあまりない。

その辺の感情の動きが、いかにも長い間生きてきた「人間以外」

という感じでよかったのだけどなあ。

極端に言えば『銀河ヒッチハイク』のイルカとかネズミとか

『シン・ゴジラ』みたいなのもそうかな、思考が違う、というか想定外。

感情の動きが人間と違うと言えば、鉄腕バーディの異星人たちもそうだ。

ゆうきまさみの得意とするところなので、それを引き出してほしいのだが。

まあ、アニメのバーディですらイマイチだったから、仕方がないのか。

 

 

さて『白暮のクロニクル』、ストーリーは漫画を追っているのだが、

ゆうきキャラがいなかったら「別段良いところがない」のではないのかな?

いずれ茜丸(かわいくて無邪気な殺人鬼)も出てくるだろうと思うが、色々と心配だ。

 

Pickは『白暮』の漫画ほか、人とはかけ離れた生き物たちの出てくるものです。

夢見る宝石も、ヒッチハイクガイドも、シマックの「妖怪」も、

モロにSFなんだけどねえ。

そっか、おきながは「a kind of 吸血鬼」だった、SFアプローチもできるかな。