WOWOWでニコラスケイジが真面目な顔をしていたので、
ちょっと見始めたら、『シティ・オブ・エンジェル』だった。
ロサンゼルス。人間には姿が見えない男性の天使セスは、ある病院で働く
人間の女医マギーに好意を抱き、天使のおきてを破って彼女に姿を見せてしまう。
だが、天使は人間と恋ができないというおきてもあり、それ以上のことができずに悩む。
やがてマギーの患者であり元天使だという中年男性メッシンジャーはセスに、
天使の永遠の命に別れを告げれば人間になれると伝授。
決心して人間に生まれ変わったセスは再びマギーと出会うが……。
(wowowの番組紹介よりあらすじ部分の抜粋)
1998年作品のようだが、いつ観たのだったかな。
太った中年男になってる元天使が、下品なのに妙にキュートだったのを覚えている。
今見ると、それほどでもないが、盛んにウインクするのに嫌味ではないし、
ニコラスケイジと海で遊んでいる姿は、天使の先輩後輩みたいでいい感じだ。
人間になるために、天使として投身自殺するシーンの美しさ、
(ニコラスケイジの役柄っぽく)落ちて出血して大喜びしているシーン、
なりふり構わず恋人を追い、強盗にはあうわ雨には降られるわのシーンは
何ともコミカルで、名作狙いではなくエンターテイメント志向だという気はした。
面白い、楽しい。
それにしても、ニコラスケイジがどーしても天使に見えない。
ゆっくり喋っても、穏やかに動いても、天使には見えない。
顔が悪いわけじゃないし、いつものように暴れるわけじゃないのに、
天使っぽくない。むしろ悪魔なら納得する。(←悪いことをするわけじゃないのに)
なお、ちょっとゴタクを付けておくと、名作『ベルリン天使の詩』のリメイクだ。
10年くらいでリメイクを作っちゃうんだね(^^;
観たことがある気がしたのは、そのせいだったか、と、初見の時に思ったが、
あれほど美しく含みのある映画を、よくもこんなにコミカルに、とか、
街の名前が天使(ロサンゼルス)だって無理があるのでは、とか
同じ話で、むしろラストは、ロス天使の詩(←シティオブエンジェルの意味)の方が
バッドエンドを受け入れる天使の姿が深く、悲しく美しいはずなのに、
この違いはどうしたことだろう―――と。
いや、両方とも、悪いわけではないんだけどね。
ちなみに、10年位前のCMだが、このCMも影響を受けてるよねえ。
悪魔なんだけどさ。
(久々にもん吉(PCの中にいる誤変換の神)が出た。
打つ串異て、よくもをんなわけのわからん変換をしたね。
ニコラスケイジに「美」の文字をあてはめたくなかったのか、君は)
Pickは何にしよう。天使だから十字架かな。
洗礼を受けたクリスチャンではないが、神に祈るというとキリスト教系の神様だし、
心配事があるときは、十字架を身に着ける。
愛用のハイクロス(アイルランドの十字架)のペンダントトップは、
海外で購入してきたものだし、アンティークなども好きなのだが、
価格の幅がものすごくあるなあ。