テレビを付けたら、「じっちゃんの名にかけて」の金田一やってた。

金田一少年の事件簿 上海魚人伝説

 

いつの映画だったんだろ、見たことはあって

トリック他は覚えているけど、ストーリーが中途半端という変な記憶が残っている。

 

名探偵・金田一耕助の孫でありIQ180の頭脳を持つ高校生・金田一一(はじめ)が、

上海の雑技団で起きた連続殺人事件の謎に挑むサスペンス。

同名人気コミックをもとにした大ヒットテレビ・シリーズの完結編として作られた作品で

大々的な香港ロケを敢行。上海に住む少女から手紙を受け取った一と美雪が、

中国のサーカスで起こる連続殺人事件に挑む。美雪の文通相手・レイリーからの依頼により

上海へと向かった一と美雪。依頼は雑技団の団長であるレイリーの父の殺人事件の

容疑者となっている兄の容疑を晴らすことだった。

一方、雑技団には悲劇のスターが残した呪いが伝えられていた……。

(Yahoo映画よりあらすじ)

 

 

堂本剛&ともさかりえが、金田一&美雪で、双方まあまあ好きな役者で、

美雪がもう少し丸っこい子の方が良いかな&剣持さんはもっとウザイ人の方が良いのでは、

と思ったものの、この人たちは原作を読み込んでいるのかな、と思うくらい、

少なくとも原作に対する愛は感じられるドラマだった気がする。

もちろん、原作との微妙な違い(団長の死んだ日とか)はあるが、

原作のトーンをよくトレースしていると思う。

 

その一方で、映画は主要キャラ以外、究極のお遊戯演技の人が多くて、

特に重要な役だったはずの、

レイリーとシャオロンが何なの?って感じだったのを思い出した。

   (日本語が不自由な演技は、確かに難しいとは思うが……)

なかなか含みのあるストーリーで、近隣国に子供を誘拐される話だの、

スーパーマーケットが異国人グループに強盗に入られるだの、

少しずつ実際の事件を入れていたようで、

謎解きとしても、なかなか重厚なんだよね。

 

名探偵コナンの何人死んでもあまり人が傷つかない感じなのと対照的。

たま~~に、殺人者と被害者の背景が云々って重い話もあるが、

黒の組織がスパイものっぽいおまけをつけているので、

それ以上の重さや社会問題は出てこない。話がクリア―だ。

そんなわけで、私はコナンの方が好きなんですけどもね。

 

原作の漫画では、37歳になったおっさん金田一のバージョンがあるのだが、

そっちは事件の背景や暗さが無くて、どちらかというとコナンタイプだ。

今の堂本剛に、37歳バージョンやって欲しいな、と、ちょっと思ったり。