『異世界居酒屋のぶ』は、蝉川夏哉のライトノベルの時に、誰かに薦められて読んで、

問答無用の荒唐無稽さとしっとり感と、これもありなんだなあ、と思った。 

ドラマにしてもイケるかな、と思った。 昨日観た戦国自衛隊みたいに、変な理屈はつけないでね

風変わりな『深夜食堂』みたいになるんじゃないかな、と。(←ビッグコミックの漫画の映画化)

 

次にヴァージニア二等兵の漫画で見かけて(←登録不要の無料漫画をリンクしてみた)

「何だこのピッタリ感、原作より原作じゃないか」、と感激した。

アニメ になっても、そのピッタリ感はそのままだった。(←これも1話だけ観れるのをリンクした)

 

 

そして、夜中のWOWOWドラマ。

『異世界居酒屋のぶ』やるんだあ♪ 

と、実写化に不安を覚えつつ、ちょっと期待した。(←1話観れます、Youtube)

 

 

初見。……タイショーはいいけど、しのぶちゃんがずいぶん違う。

しのぶちゃんの絶妙な色気のなさと上品さ、

若さと、不思議なおばあちゃん感を、ドラマは消してしまっている。

    ↑そんな女優が実在するかといったら、そんな人は絶対にはいないが。

おまけにニコラウスもベルトホルトもこれ以上ないくらい日本人で、

    ↑『テルマエロマエ』みたいに濃い顔や、外国人キャストも難しそうだが。

衣装にも、漫画にあったちょうどいいドイツっぽさがない。

ジャガイモを嫌いつつ執着しつつ、というドイツ風のバランスや、

唐揚げやサラダ、魚料理に驚く衝撃が、これでは出ない。

金髪の芸人がふつうにビールを飲んでるだけみたいに見える(涙)

 

でも、余計な設定を入れず、漫画をきっちりトレースした丁寧なつくりは、潔くて好きです。

もしかすると、続けて観てしまうかも。