今日は邦画。

見えない目撃者

 

警察官として将来を有望視されながら、

自らの過失による事故で視力も大切な弟も失い

失意の底にあった浜中なつめは、ある夜、車の接触事故に遭遇する。

なつめは、立ち去る車の中から助けを求める少女の声を耳にするが、

警察は彼女の訴えを聞き入れない。

視覚以外の並外れた感覚、警察学校で培った判断力、持ち前の洞察力から、

誘拐事件だと確信するなつめは、

現場にいたもう一人の目撃者・国崎春馬を捜し出す。

……連続殺人犯を捕まえる(いや、銃殺しちゃったけど)な話。  

   (Amazonのあらすじから抜粋とおまけ)

 

盲導犬が殺されるシーンがあり、辛い……

キアヌリーブスに殺されてしまえ、と思う。

(飼い犬の復讐をする『ジョン・ウィック』ね)


突っ込みどころはいろいろあって、

そもそも盲目の主人公の(大げさにならない)盲目である演技とか、

ちょっとした品の良さと、(そういう女性が主人公であることと)

タランティーノ張りの血の多さが、そぐわない。

後半の殺人シーンの流血加減など

映画のターゲッティングをどこにした?と疑問に思う。

警察官候補生なだけで現場経験もないはずなのに、しかも盲目なのに、

現役刑事以上の働きができることの説得力がない。

猟奇殺人犯と主人公の経歴が似てるとか兄弟がどうとかの雑味も不快だ。

    (これは単に私がこのパターンを嫌いなだけだが)

クライマックスではきっと『ドント・ブリーズ』みたいなシーンが

出てくるんだろうな、と思っていたら、予想通り停電起こしたりして、

んんんん……ちょっと消化不良。

 

一つ良かったのは、目撃者二人が変に甘い関係になるのではなく、

スケボー少年が盲導犬のポジションに徹していたことだ。

ああ、でも、ラストは不要かもしれない。

ここで警察官目指すとか言い始めるのはクールじゃない。

お♪ 盲導犬生きてた★

 

韓国映画のリメイクなのか……

過剰な“しがらみ”というか、それっぽい脚本の湿っぽさは感じる。

もっとクール&ドライなほうが好みだが、

まあ、最後まで見れたので良しとする。

 

 

ところでリモート会議とはいえ、明日も明後日も仕事ってどーよ。