オタクって、世界共通で通じちゃうんだよねやっぱしコアなとこを狙う方が確実だよなあ、と再確認。

さてとぉ、大杉日香理さま大仏さまにオススメされたという、こちらの大長編ですが。

銀河英雄伝説

…カノジョはまだ、手をつけていないのではないかと思われる。ふふふ。


タイトルが軽そ~に見えるのに、とっかかりがヒジョーに入りにくいんですよ。
しかも私が貸したのは新書の初版でこれ
楽しいことマミレなんだもーん☆-71jXXIIAkFL._SL500_.jpg
SFファンなら知らない人はいないんじゃない?の加藤直之さんの重厚なイラストと挿絵です。

今普通に書店で買える文庫版には挿絵がないそうで。
新書にはあるんですがね、あっても読みにくいんです。文章が固くてわざと昔っぽい言い回しをしてるし、読めない漢字は山盛りだし。
私ね、漢字には自信あったんですよ。でも読めないの。当然なの。読めないように書いてるから。
だからそんなとこはすっ飛ばして(え)読んじゃうんです。とにかく。

そうしますとね、何が起きるかと言いますと。

世界に住んでるかのよーな錯覚をし始めるんですYo

なぜそんなことになるのか。

人物描写がしっかりしていること。世界観がきちんと構築されていること。
設定が未来で、宇宙での戦闘がメインであるものの、根底のテーマが「最上の専制政治と最悪の民主政治ではどちらがより良いか」であり、民主政治側では政権闘争が繰り広げられ、自分の身の上に置き換えて考えられること。



なーんていうね、良い子ちゃんなお答えは、ア●ゾンの口コミででも読んでください。
私が言いたいのはそんなことぢゃないのっ


だってかっこいーんだもん


こんだけです。



銀河帝国の常勝の天才ラインハルト フォン ローエングラムと自由惑星同盟の不敗の名将ヤン ウェンリー。宿命の二人の対決を軸にして、物語が進みますが、そもそもラインハルトが美形です。ヤンさんだって、冴えない冴えない言われてるけど、やるときゃやるし逃げないし(戦術としては逃げまくりですがね。戦う必要がないっていうか)。

女性が読むなら、ぜーったい自分のお好みのステキ男子がいるから、そこに視点を置くと、読めます。大丈夫。
本伝10巻外伝5巻という遠大なる物語が、どかすか進みます。

絶世の美男子=ラインハルトの戦闘シーンは文句なくかっこいいのに、求婚しなきゃいけなくなったときのおまぬけ加減たらないし、ヤンの普段のぼけーっとした風貌からは想像つかないほどの豊かな知識とぶれない自分の信念には惚れずにはいられませんよっ


どーしても目が字を追うのを拒否するの~

という方は漫画版もあるしアニメもあるので、そちらからでもいいですが原作と異なる設定が多いので、出来れば原作を読む前提で見て欲しいかな。漫画はねぇ、男が女になってたりするからなあ。



とにかく。
とにかく1巻です。
それだけ乗り越えちゃえば、あとは勝手に走り出しますよ、彼らが。
それだけ魅力的です。



あ。
忘れとったけども。
今、なんかミュージカルもやってるんですよね。
ヤンが河村隆一って…。


見た人、いる
違和感ない?


ちなみに私が一番好きなのが誰かと聞かれたらどう答えるか。

そんな酷な質問すんな