先月末の岩手遠征の一番の目的は
『シャーロックホームズ~アンダーソン家の秘密~』の観劇でした。
脚本・作詞:ノ・ウソン
音楽:チェ・ジョンユン
演出:板垣恭一
訳詞:森雪之丞
上演台本:中谷まゆみ
<CAST>
シャーロックホームズ(私立探偵):橋本さとし
ジェーン・ワトソン(ホームズの助手):一路真輝
アダム・アンダーソン(双子兄)/エリック・アンダーソン(双子弟):浦井健治
ルーシー・ジョーンズ(アダムの婚約者):昆夏美
スレニー(ポビーのボディガード)/ヒルトン/警官/アレックス:石井一彰さん
ベラ(劇場の女優)/エルシー/家政婦/マギー/エマ/キャサリン:宇野まり絵
マックス(劇場支配人)/エイブ/警官/チャールズ:竹下宏太郎
レストレード(警部):コング桑田
ボビー・アンダーソン:大澄賢也
1月17日に大阪公演で幕を明け
東京→福岡→松本→名古屋→仙台
と続いた「ジャパンツアー2014」(byさとしさん
会場は、岩手県民会館大ホール。
ホールの入口が赤絨毯の大階段になっていて、歴史を感じさせます。(写真を撮り忘れました
ちょっと残念だったのが、劇場のスタッフさんが慣れていない感じでして・・・。
もしかしたら、こういう舞台公演よりコンサートを多く上演する会場なのかもしれませんね。
さて、ここからは本題の舞台の感想です。
私は、1/22の東京公演初日,2/4の東京公演千秋楽,2/13の名古屋公演を観劇しました。
最初は「なぜ?」と、心の中でツッコミを入れたところもありましたが
観れば観るほど、好きなシーンや歌が増えていきました。
そして、2週間ぶりに再会。
さとしさんのホームズと、一路さんのワトソン。
とても素敵なコンビで、お二人のお茶目度もアップ。
そんな中、カッコエエ~
真実を暴くことが探偵の仕事ではない。
すべては愛する人を守るためだったエリックのことを想って歌うナンバーは、久しぶりにカッコイイさとしさんでした。
ワトソンの歌う「目に見えるものだけが真実ではない」も、こういうところに繋がっているのだな~と。
浦井君演じる、アダム(兄)とエリック(弟)の双子の兄弟。
彼の発する言葉に、後半への布線を感じる部分もあり、それによって、一途にルーシーを守りたいというエリックの気持ちにも近付くことができた気がします。
ずっと兄の陰の存在でいたエリックに、「生きる意味」を教えてくれたルーシー。
彼女が唯一の光で、彼女の存在そのものが「生きる意味」だったのでしょう。
浦井君の二役は本当に素晴らしくて、まさに「アンダーソン家の秘密」を支えていたと思います。
一瞬で変わるのですよね
いろいろな人が言っていると思うけれど、いつか彼の『ジキル&ハイド』を観てみたい。
アダムとエリックの人生に、大きな影響を与えたのが、昆ちゃん演じるルーシー。
地下のシーンで、いくら双子だからと言って、愛する人の区別がつかないの?・・・とか
最後の「アダムに何をしたの?私が一生許さないから!」の一言に、でも貴女はアダムを殺そうとしたよね(実際、殺しちゃったし
最初はエリックとお付き合いしていたルーシーも、華やかに見えるアダムの中にある不器用で寂しい姿を自分だけがわかっているから、そんな彼のそばにいて守りたいという気持ちでいたのでしょうね。
「何も持っていなかったのはアダムだった」の一言に、彼女の芯になっていた部分を感じました。
ルーシーとエリックが初めて出会うキャピキャピぶりは可愛くて、若干イタイくらいなのですが、
小柄でちょっと小動物系の昆ちゃんには、こういう方が自然に感じました。
彼女の歌い「戻りたいの~ホントの自分に~」という歌は、とっても好きで、今でも突然熱唱したくなります。(お風呂では歌い上げております
コングさん演じる「白いオオカミ」と呼ばれるレストレード警部は、こんなオオカミなら怖くないですよ~というくらい愛らしいキャラクター。
ポッチャリ体型で軽やかに動く姿が、とっても可愛らしかったです
歌声も素敵でした。
竹下さんは、婚約者を殺しちゃう嫌なヤツ、警部、執事の声など、いろいろな役をやられていました。
中でも、おもしろかったのが劇場支配人。
彼とホームズのやりとりが毎回楽しくて、千秋楽では、ますますやりたい放題でした
いろいろな役と言えば、この人!
「蘇り女優」と命名されていた、宇野まり絵ちゃん。
何度も殺されちゃいましたからね
彼女の出演作品は、いくつか拝見していますが、毎回心に残る存在感ある女優さんだな~と思っていました。
その集大成を、今回の舞台で観せてくれました。
天性のコメディエンヌさんだと思うし、歌も踊りもしっかり聴かせて&観せてくれる振り幅の広さに驚かされます。
どの役も、とても魅力的でした。
これからも楽しみな女優さんです。
ラストになっちゃいましたが、一番のお目当ては、もちろん石井一彰さんです
ヒルトンでは、珍しい髭姿で登場。
あと何年か経ったら、こういうダンディな紳士姿をまた観てみたいです。
警官さんは、シャーロック・ホームズへの憧れが溢れ出ていて、ひたすらメモメモ
指示された時の嬉しそうな表情が、入学したての小学生みたいでした。
上司のレストレード警部さんのことは、あまり尊敬していなさそうでしたけれど
一瞬しか登場しないけれど、実はとっても好きだったのが、アレックス。
昆ちゃんルーシーが、お友達の愛のキューピットになろうと、必死に追い詰めているお相手が彼です。
石井さんのデビュー作『レミゼ』のフイイを思い出させてくれる姿に、毎回ドキドキ
過ぎた日にかんぱ~い
そして!スレニー。
クールで、冷酷な美しさとビシッとした立ち振る舞いが、マトリックスみたいにカッコイイ
コングさん演じるレストレード警部が、シャーロック・ホームズの家にボビー・アンダーソンを招き入れるシーンで、「無表情で」登場するのが、ボディガードのスレニーです。
このシーンでは、毎回コングさんの「お・きゃ・く・さ・ま」に客席が爆笑。
この日はパワーアップして、「はい、どんどん行くよ~!」と4回ぐらいリピートしたので、客席の笑いも最頂点に
そんな中、いつものようにクールで美しいスレニーが・・・
え・・・
あの・・・
微笑んでますけど
さすがに、あの雰囲気では耐えられなかったのですね。
とっても貴重な表情を見させていただきました
今回は得意な歌をあまり聴けなかったけれど、歌がなくても存在感いっぱいの石井さんを観ることができて、やっぱり彼は凄いな~と思いました。
カーテンコールも、大千秋楽ならではの盛り上がり
前日に、川で休んでいたカモに突撃して逃げられた竹下さんのお話や
事故を目撃した!と客席を驚かせたコングさんのお話に始まり
この舞台ではダンスを封印している大澄さんの挨拶では、いきなり「サタデー・ナイト・フィーバー」の音楽が
これにはキャスト全員がダンスを披露。
クロールのような謎のダンスで袖に引っ込んでしまった石井さんは「お~い!カズアキ!戻ってこい」と呼ばれるし、
昆ちゃんは、ニコニコとスキップをしたままだし
なんて自由なカンパニーなのでしょう。
リハーサルでしか観られないという、コングさんと竹下さんのダンス付きスペシャルシーンも再現していただき、サービスいっぱいでした。
そんな中、エリックがルーシーを想って言うセリフを引用し
「「時間がかかっても、前を向く気持ちになってくれたら」という言葉を東北のみなさんに預けたから、次は東北からスタートして受け取りたいです」
と言った浦井君のご挨拶に、ウルッとなりました。
浦井君、あなたは本当に素晴らしい人です
一路さんも、初めての盛岡公演をとても喜んでいらっしゃいました。
さとしさんは、「また来たい!その時には、上の方の席もいっぱいにしたい!」と。
この劇場は3階まで客席があり、2、000人近く入れるのです。
韓国では、新バージョンの公演が始まりますが「できれば、このメンバーで再演したい」と言ってくれたさとしさん。
ぜひ~
プロジェクション・マッピングの映像の美しさ
バンドのみなさんの素晴らしい演奏も
心に残る舞台でした。
また会える日まで・・・





















