3月11日、娘はらこが12歳の迎えました。
あと数日で中学生。時の流れのはやいことよ!誕生日は前日に科学館へ行き、帰りにデパートでプレゼントを購入。
夫からはヘアアイロンをもらいましたがびっくりマーク私からはシナモロールのぬいぐるみ。アンバランスな思春期らしさというべきか。
あっという間の12年。このまま成人をすぐに迎えてしまいそうでびっくりしております。
今年はホールケーキを買ってもみんなで食卓を囲むことがなくなったので、二人分のショートケーキを買いました。本当はデパ地下で買う予定が人混みに負けて撤収…。翌日職場近くのケーキやさんで購入しました。ダメだ。人混み耐性がゼロ…。

スペシャルショートにしたのがせめてもの罪滅ぼし…。

その8日後、ついに小学校を卒業しました。当日はとても良い天気で(前日は強風、翌日は暴風警報が出て大雨)最高の天気での卒業式、そういえば彼女の卒園式もばっちり晴れだったことを懐かしく思い出す。

今年は卒入学式ともに着物で参加することにした私。卒業式は母の着物を借りました。朝からバタバタで娘の最後の登校姿を見送ることなく着付けへ。
しかもこんな時に限って腹痛!大ピンチ。と思いつつすますものは済ませて会場へ。会場について受付を終了し気づきました。なんと、6年間1度たりとて、忘れなかった父兄用上履きを忘れた…驚き「と、取りに戻ります」という私に(着物だったからか)小学校のスリッパを貸してくださった御恩は忘れません。
うちの小学校、卒業生入場がなく開始の挨拶とともに緞帳が空き、卒業生がどーんと舞台に立っているという演出(まぁ36人という少人数だからこそかもですが)で、証書授与はそれぞれ子供が校長先生から受け取ると、所定位置に立っている親に私に来てくれるんですが…。ここでまた大ピンチ。慣れない着物にスリッパ。我が子の名を呼ばれる前に立ったところで脱げるスリッパ。コントのような私。

何とか、間に合って受け取ることが出来ました。トホホ…。

卒園式の時の号泣を覚えていたので、当然号泣する準備は出来ていたんですが、そんなトラブルもあってこの時点で全然涙も浮かびませぬ。

娘たちの学校は、卒業生の言葉も子供が少ないため一人1セリフ以上あり。娘の出番は「緊張しなさそうで大きな声のあなたに託します」という担任の先生からのお言葉でトップバッター!緊張という言葉を知らぬ娘、堂々と挨拶しておりました。

他の子供達も保育園ほどは知らないけれど何しろ1クラス。全然知らないという子供はおらず、やっぱりいろいろあった中でみんな大きくなったなぁ~と感動。今や仰げば尊しなどは歌わないので卒業生は「旅立ちの日に」在校生は「明日へつなぐもの」と。感動ソングの連続で親の涙腺を刺激。最後に校歌を歌い、卒業生の退場。

卒業生退場の時には、6年生が音楽会で歌った嵐の「ふるさと」(6年生歌唱の音源)がかかり、この退場が一番私の涙腺を刺激しました。

そのあとは学級卒業式。親の想像では先生たちと子供たちがしんみりと思い出を語るんかと思いましたが、なぜか、うちの子供たちはレクを選択したようで、「もしばなゲーム」と「隠れた友達を探せゲーム」で…。親的にはもしばなゲームは帰宅してから近くの公園でやってくれや…と思いましたがね。それもこの子達らしさか。

そして、はらこたちの学校は公立小学校でありながら制服だったので、卒業式も制服。
みんな着こなし感が…。
そして、はけてからの写真撮影…。うちはもってませんけど今時らしくスマホを母に預けていた子供たちは映え写真を撮りたいとなかなか校門前があかず。1時間近くも写真タイムに付き合わされた親は疲れました…。

しかも私14時からは夫の通院介助もせねばならず、着物を速攻脱いでお昼は親子でカップ麺。

意外とあっさり卒業してしまいました。

娘、はらこの小学校は児童数が市内で一番少なく、娘たちは1年からずっと1クラス。1クラスの弊害もあったものの総じて仲は良く、なにしろ先生たちの目が行き届いており、子供たちに対する対応はきめ細やかだったのがありがたかったです。

1~6年まで休むこともほぼなく、元気で通えたこと。部活を頑張っていたこと。児童クラブのもめごとや女の子同士の難しさはあったものの無事に卒業まで迎えられたことを今は素直に喜ばねば。

娘、はらこは負けず嫌いで割と学校ではいい子でいようと頑張ってたなぁ。いつの間にか6年生になり、下級生にやさしくできている姿を見るとほんわかした。児童クラブもぎりぎりまで嫌がりつつも通ってくれました。

生まれた時や1歳くらいまでは「元気でいてくれればよい」だったのが、いろいろと求めるようになり「こうなってほしい」となりがちだった親としての過剰な期待を反省し、中学校へ望む春となりそうです。

ちなみに、さすがの小規模校。ほぼ全員の先生が寄せ書きしてくださるという卒業アルバム。

うらやましいほどいい思い出になったね。中学校もあなたらしく頑張ってほしいです。