人生は旅  -7ページ目

週末Barバーオープン!

昨年の10月以来ブログをアップしていなかった。ひたすら、FBで情報発信をしていた。6周年を迎えたことを契機に、少しづつ復活しようかと思う。この5か月間に色々なことがあったので、振り返りながらお伝えする。

 
1月後半、店の奥にBarをオープンした。買い物以外の目的で、いろんな人が訪ねてくるのだが、憩いの場が欲しいと熱望されていた。それに応えた。
 
カウンターに2席だけ、日本一小さなバー。スタンドテーブルを出せば、プラス3人は飲める。カウンターで飲むには予約が確実。是非、お運びを。料金は亀戸価格。店の片手間にやってるので、極上のサービスは期待しないでほしい。お話し相手にはなる。
 
<営業時間>
金土:15:00~21:00  日祝:14:00~18:00
 
 
 
 
 

 

 

 
 

 

6周年を迎えました

本日、ショップは6周年を迎えました。これもひとえにお客様、取引会社様、多くの仲間や友人、先輩諸氏のご協力、ご指導の賜物と感謝申し上げます。ありがとうございます。

 

 

ご承知の通り、2011年3月12日のオープンですので、東日本大震災の翌日です。毎年鎮魂の日と背中合わせです。決して忘れることは出来ません。

 

翌日の開業を目指して、最終の陳列をしていた時でした。これまでの人生で経験したことのない激しい揺れでした。オープンから約1か月、心身ともに疲弊していたことを、この日になると思い出します。

 

6年が過ぎた今、次の目標は少し欲張って10年にしましょうか。今は交流の場と化したこのショップを維持することが最大の目標です。そのために、お店での商品販売以外のことに注力しています。4月からはあらたな農業ビジネスも2件ほど始まります。還暦をとうに過ぎましたが、まだ進化する余力はちょっぴりあります。皆様には引き続き今後も宜しくお願いいたします。

 

 

 

 

紅玉 アップルパイ 南部町

今年も南部町と三戸町の紅玉の収穫が終わりました。これから来年の3月まで毎週送ってもらいます。その数十数トンにも及びます。ニューヨークにある人気レストラン〇〇ーズの都内5店舗のアップルパイは全てこれらの紅玉で作られています。。オーナーが絶賛したりんごです。
 
農家さんを束ね、ジャストインタイムで送ってもらうスキームを、一緒になり作り上げたのは、地元で活躍するNPO青森なんぶの達者村の仲間達です。沼畑さん、根市さん、世羅さん。皆さん生業を持ちながら地域のために頑張っています。その他、市場で働く仲卸の久保田さん、石橋さん。「チーム南部」です。今年で3年目を迎えます。次は5年、10年を目指します。
 
このきっかけを作ってくれたのは、南部町役場職員のです西村幸作さんです。今を遡ること5年前のことです。「亀戸に面白いオヤジがいると聞いて訪ねて来ました」※それが開口一番でした。※決して面白くはないのですが?
 
そんなひとつの出会いが、今では青森、東京、ニューヨークを繋ぐ仕事に発展しています。一期一会、継続は力なりです。
 
 
 

下北半島で栽培する!

青森県と言えば、リンゴです。国内生産量の約58%を占めます(H27年度調べ)。2位が長野県の約20%ですから、まさに青森はリンゴ王国です。しかし、故郷、下北半島ではりんごは採れません。理由は耕地面積が少ないこと、この地域特有の「ヤマセ」という北東から吹いてくる冷たい風のせいです。四方を海に囲まれているので、水産物中心で成り立っている地域です。
 
しかし近年この冷涼な土地柄を活かし「夏秋イチゴ」と称されるイチゴ栽培が脚光を浴び、他地域では作れない暑い時期に供給することに成功し、高値で取り引きされています。
 
当社も昨年来、夏季には関東で作れないある野菜の栽培のオファーをを知り合いからもらい、ふるさと下北半島、県南、関東近郊の高冷地の3か所で試験栽培をしています。その中でも、一番期待されているのが、下北半島のむつ市です。弟たちの力も借り、この地域で最も暑い時期に種を播き、収穫することが出来ました。
 
ただ、収穫は出来たものの、大量の野菜を洗浄、箱詰め、送付といった物流までこなすにはかなりのマンパワーもいります。夏の期間コンスタントに送り続けるには、冷蔵施設なども必要です。どうやってクリアするか課題山積の取り組みです。
 
10月になっても真夏日が続く大消費地東京、異常気象を嘆く半面これまで寒くて何も育たないなどと言っていた地域にもひとつの光がさし込むかも知れません。そんな一助になりたいと今思っています。
 
 
 

青森行

久しぶりの青森行。むつ市の実家に寄るのは1年半ぶりか?来年の本格的な栽培供給を目指し、ある野菜の試験栽培を弟はじめ農家さんにお願いしていた。収穫のタイミングになったので、生育状況を見に足を運んだ。

 

この野菜、ただ作ればいいというもんじゃない。夏場の数ヶ月間、毎週定期的に送ることが求められている。いわゆる契約栽培である。数量も桁違いに多く、収穫、洗浄、梱包発送までコンスタントに行わなければならない。だから、受け手がなかなか見つからず、知り合いの会長からなんとかしてほしいと懇願されていた。

 

昨今の異常気象もあり、1ヶ所だけで栽培するにはリスクがあり、産地を複数確保しなければならない。金融と同じリスクヘッジが求められる。ここをあとに県南の南部町も訪ね、専業農家さんを紹介してもらい、こちらでも試験栽培をしてもらうことになった。因みに群馬県妙義でもお願いいている。いわゆる産地のリレーでもある。

 

仕事の合間に、施設で暮らしている母を見舞った。足腰は弱くなったものの、頭の方ははっきりしている。日々の暮らしが退屈で窮屈らしい。「家に戻りたい」と盛んに言う。でも、戻ってもひとりでは過ごせないので居てもらうしかない。可哀想になった。せめて話しを聞いてあげようと、帰る日も寄りギリギリまで話を聞いていた。後ろ髪を引かれる思いで故郷を後にした。