昨年倒産した中国画材。

一昨日、城下の旧本店(?)のそばを通ったら、店名を架け替えて営業再開してました!



この中国画材、岡山を本社として、東京や大阪などにも出店していたそうですが
競争激化&少子化による販売低迷に加え、品揃え充実のための在庫が負担になっていたらしいです。



岡山では利用者も多く、日頃お世話になっているデザイナーや画家の方にもファンが多数。

先日も、


 「普段使う画材はネットショップで購入することもあるけど、やっぱり手にとって選ぶのが一番だし。。

  なにより、ネットでは扱っていないような商品も中国画材では扱っていたので、本当に困るのよねぇ」


なんてボヤキを聞いたばかり。


ボクも自分の結婚式の挨拶状を手作りした際には、いくつもお店を回ったものの

やっぱり品揃え&対応が良かった中国画材で用紙を手配したのです。
(今では廃番となった、「コンケラーコンツァ」というやわらかな風合いのある特殊紙を使用)



また、学校関係への卸売り事業がけっこうな金額になっていた、という点も心配のひとつでした。

もうすぐ入学&新学期を迎えるのに、問屋さんの問題で教材が届かない、ってことになったら

子供たちがかわいそうだよ。




さて、今回の再開は、クレヨンの「サクラクレパス」が経営を引き受ける「アムス」という会社を設立し

その会社による営業開始とのこと。



 ▼以下プレスリリースより

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  株式会社サクラクレパスは1月16日、専門画材卸売会社「株式会社アムス」を設立いたしました。


   これは、専門画材卸最大手の中国画材(株)が昨年末突然に倒産し、
   1月4日に破産手続き開始を申し立てたことにより生ずる専門画材市場の混乱を避けることが、
   業界発展のために不可欠であると判断したためであります。

   全国規模の専門画材卸が数少なくなることによって、今まで中国画材から仕入ていた
   専門画材店は仕入が困難となると共に、自社で直販出来ない中小メーカーにとっては
   販路がなくなるという問題が発生するからであります。
   また、中国画材従業員にとっての就業確保は社会的な問題となります。


  http://www.craypas.com/topics/detail/ams.php


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学校関係への卸売業者がなくなることは、サクラクレパスにとっても大きな問題だった、ってことなのかな?


サクラクレパスは絵画・造形関係で色んな取組みをしているので

そういったこととも手をとりながら、岡山のアートに絡んだ活動を活発化させて欲しいです。



それと、もうひとつ。

作家さんが creativity を発揮するためにも、道具の選択肢はたくさん用意されているほうが良いはず。


また、児童や生徒にとっても、良質な教材が与えられるべきだと思うので

規模の縮小(=安易な在庫圧縮)を選ばずに、きちんと効率化を図って営業を続けて欲しいものです。

(お得意さんじゃないボクがえらそうに言うことではないかもしれないけれど)





・・・ちなみに、彼女が美術館で働き始めたきっかけのひとつは、ここで職員募集のチラシを手にしたから。

そんな縁もあるので、気になってたのです。。



今回の件だけでなく。

画材屋さんには頑張って欲しいなぁ。。





 ▼以下、東経ニュースの大型倒産速報より引用

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  中国画材(株)~破産手続開始申立(2008.01.07)


   負債総額は20億円内外が見込まれる。
   昭和22年4月に藤田画房の商号にて創業、昭和24年9月に法人化した画材・絵画用品卸小売業者で、
   岡山地区の他に、東京・名古屋・大阪・福岡・札幌にも営業所を配して全国の画材小売店や文具店、
   ホームセンター及び小中高等学校にも画材卸売りを行う一方で、自社ブランド「ARTETJE」を
   手がけて独自の店舗小売りも展開し、30億円超の売上高を確保していた。
   近時は価格競争激化による単価安に加え、少子化に伴う学校関係への卸売りの不振もあり、
   売上高は28億円台にまで減少。
   その後は、破たんした同業者の販路確保もあり、平成17年7月期には33億4,000万円内外にまで
   回復するものの、再度ジリ貧化。
   厳しい企業運営を強いられる中で、定評のある品揃えの良さ故に在庫負担は重く、
   資金面を大きく圧迫していた模様。


  http://www.tokyo-keizai.co.jp/tosan/45.html


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