大雨の中を京都府庁へ出掛けた | がいちのぶろぐ

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〝付いていない〟というのは、今日のケースのようなことを言うのだろうと思う。

 

今日は、夜中に目が覚めてトイレに行った時から、かなり大きな雨音が聞こえていた。朝になっても、時に強く降ることはあっても、一向に雨が収まる気配がなかった。

 

私は今日、京都府庁の府民協働係へ、午後2時に訪問のアポを入れていた。「地域交響プロジェクト」と名付けられた助成金への、申請の下相談にお邪魔するというアポだった。

 

多少の雨であれば、それはそれで仕方がないことだけれど、今日は夜中の段階からあっさりと「京都市に大雨警報が発表」と、スマホにも速報が流れていた。

 

さらに午前中から、「鴨川・高野川氾濫注意報」までも発表になった。そんな中を、午後1時過ぎに家を出たのだが、バス停までの2,3分でもうかなり身体が濡れていた。

 

大きな傘をさしているのだけど、その傘の端っこからは〝水滴〟などという可愛げのある表現ではなく、水がシャーッと筋になって流れ落ちて行く有り様だった。

 

その上、風もかなり吹いていたから、〝横なぐりの雨〟というほどではないものの、十分に斜めに雨が落ちて来ていた。だから背中のリュックもバス停までにしっかり濡れていた。

 

こんな状況で、京都府庁に出掛けたのだが、実はその京都府庁というのが困った場所にある。最寄りの〝はず〟のどのバス停で降りても、そこから府庁まで400m余りあるのだ。

 

若い元気な人でも、少なくとも5分ほどは見ておく必要がある。私の足だと、この間の体調を考えると8分程度はかかってしまう距離なのだ。

 

そこへバスのフロントガラスでも、ワイパーで除けられた雨がジャーッと流れ去るくらい降っているのだ。バスを降りて歩いている間も、容赦なく体に降りかかって来る。

 

多少は雨除けになればと思って、ウィンドヤッケを着ていたのだが、薄いウィンドヤッケの生地などせせら笑うように、中に来ているブラウスまでびっしょりと濡れて来る。

 

背中のリュックも〝びしょ濡れになると困るかな〟と思って、歩き出してからお腹の前に抱えるようにしたのだが、そうしたらリュックが去った後の背中がびしょ濡れになった。

 

だけど、どうすることも出来ないから、ひたすら府庁を目指した。やっとの思いで府庁の正門を入ってからも、旧本館にある府民協働係目指して水たまりを避けながら歩いた。

 

府庁の旧本館は、現役で使用されている官庁の庁舎としては、日本最古の建物で重要文化財に指定されている。そんな由緒正しい建物だが、今日はそんなことはどうでもよかった。

 

 

(京都府庁旧本館/こんなに素敵な建物だけど今日は…)

 

いつもなら、この旧本館の写真を撮っておくところだが、今日はそんなことはまったく不可能。流れて来る雨水と、〝けっこう深い〟水溜まりを避けるだけで精一杯。

 

旧本館の正面玄関を入ったところで、上に羽織っていたウィンドヤッケを脱いだ。だって、着ている意味がないほど、全面的にグッショリと濡れてしまっていたから。

 

下に来ていたブラウスも、はっきりと色が変わっているくらいに、濡れまくっていた。もはや〝どうとでもしてくれ〟という気分。

 

正面玄関で同行するメンバーと落ち合い、私は申し訳程度にタオル地のハンカチでリュックを拭って、何だか情けない気持ちになりながら面談に向かった。

 

面談は、お会いした府民協働係の方が良い人だったので、丁寧な解説と持参した資料のチェックを受けて、1時間ちょっとで終わった。その間にブラウスもほぼ乾いて来た。

 

 

 

面談の終了後は、同じ府庁旧本館の一隅に、新たに開設されている「前田珈琲」の「サロン・ド・1904」というカフェに入って、同行したメンバーと確認の打合せを行った。

 

 

 

打合せもけっこう時間を掛けたけれど、今日の指摘なども確認できたし、締切まで3週間ほどの間に、何をどのように作成するかも大体を決めることができた。

 

カフェを出て府庁を後にした夕方になると、さすがに降り続いていた雨も峠を越えたらしく、かなり小降りになっていた。

 

どうにか〝這う這うの体〟で家に帰ってきたのだけれど、家の近くの大通りで信号待ちをしていたら、走って来た自動車にザバッと水を掛けられてしまった。

 

結局、最後の最後まで付いていない日になった。面談の予約をしたのは当方だから、何とも言いようがないのだけれど、まさかこんな日になるなんて「なんて日だ!」と…。