京大病院の長い一日 | がいちのぶろぐ

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今日は京大病院で、一日中缶詰めになっていた。午前10時前に病院に着き、まずは10時過ぎから食道がんの定期的な内視鏡検査を受けた。

 

 

 

内視鏡検査は、毎度のことながら睡眠剤入りの点滴をしながら行うので、ボーっとしている間に終了する。その後、別室のベッドで1時間ほど眠る。目覚めたら12時を過ぎていた。

 

それから、血液検査のために採血ルームに向かう。そもそも、内視鏡検査のために、昨夜の7時半に食事を終えてから絶食になり、今朝からはさらに絶飲食。

 

だからこの時点でも、まだ飲み物すら口にしていない。空腹状態で採血した後も、午後3時からCT検査が控えているので、相変わらずまだ絶飲食が続いて行く。

 

ただ採血室の待合場所にウォーターサーバーが置いてあったので、採血の後で、ほんのひと口だけ水を飲んだ。口の中が、少し粘りつくような気がしたから。

 

その後、4月中旬に2回目の心臓カテーテル手術を受けるために、入院の予定になっているけれど、その件で少し確認したいことが有ったから、入退院事務の窓口へ寄った。

 

これは事務的な手続きの話だし、結果的にはほんの10分程度で済んだ。それから、3時に予約が入っているCT検査まで、絶飲食のまま2時間以上の時間つぶしが始まった。

 

とりあえず絶飲食が続いているので、食べることはできないけれど、病院内のコンビニに寄ってサンドイッチと紅茶を買い入れて、休憩所へ向かった。

 

有り難いことに、病院の地下には誰もが使える休憩所があるので、その部屋の片隅に座って、持参した新書を読んだ。もっとも、まだ何となく午前中の睡眠剤が効いていた。

 

なので、新書を読んでいるうちにウツラウツラし始める。それから、ハッと我に返って本を読む。しばらくすると、またウツラウツラする。この繰り返しだった。

 

そうこうしているうちに、2時45分くらいになった。それで放射線受付へ移動し、CT検査の申し込みをする。予約票の確認を受けてからCTの待合へ行く。

 

CT検査は、待っている人も多くなかったので、それこそすぐに名前を呼ばれて、首から骨盤までの撮影が、なんということもなくあっさりと終わった。

 

これでやっと絶飲食から解放される。時計は3時を15分ばかり回ったところ。また休憩所へ行って、今度はサンドイッチと紅茶をお腹に入れる。これでどうにかホッとした。

 

こうして〝ようようの思い〟でがん診療棟の受付に行き、主治医の診察の申し込みをする。彼とも、最初に食道がんが見つかってから、すでに3年半に近いお付き合いになった。

 

しばらくして呼び出しが掛かり、診察室に入る。まずなによりも、2月末に〝駆け込み〟で訪れて、即座に緊急入院の手はずを整えてもらったことへの、お礼から始まった。

 

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今回の診察は、食道がんの検査よりも心臓の治療が優先されてしまったから、今日の受診そのものが実は2週間後ろ倒しへ変更になっていた。

 

それでも主治医はニコニコしながら、〝心臓は、とにかく緊急事態だったから〟と言ってくれて、〝とりあえず、快方に向かっているので良かった〟と言ってくれた。

 

その上で、〝本来の病気(?)〟である食道がんの方は、〝変りないです、大丈夫〟と言ってもらえた。〝来月にはまた、心臓カテーテル手術があるから、そちらを頑張ってね〟とも。

 

その後に、放射線治療担当の医師の方とも、少しだけ面談があって、これでとにかく長い一日は完了。会計受付にたどり着いたのは、午後4時40分だった。

 

支払いを終えて病院を出てから、バスに乗って帰宅したら、もう夕方の5時を回っていた。