高齢になることとは | がいちのぶろぐ

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連休最後の日は、天気予報通りの雨模様というか、午前中に降っていた雨は一応降り止んだけれど、その後もどんよりとした曇り空になっている。

 

私自身は、この数日、体調があまり芳しくなくて、ちょっと動いただけでも息切れがするという、今までに味わったことがない状況になっている。

 

がんを発症して以来、抗がん剤治療で食欲がなくなり、味覚異常にも陥って、半年足らずの間で一気に10㎏近く体重が減少した。

 

その時期は、さすがに動き回ることも大変だったし、階段の登りなどは難儀をしたものだった。それは体力がガタッと落ちた、という一言で片付く問題だった。

 

だから抗がん剤治療が終わった時期からは、ありがたいことに、体力というか体重が順調に回復して行き、1年ほどかけてがん発症以前に近い体重にまで戻った。

 

その後は、ジワジワとホントに少しずつだが、体重が増加してはいた。それが今月になってから、特に思い付く理由もないけれど、急激に体重が増加し始めている。

 

この一月足らずの間に、一挙に2kgも増加したのだ。その結果なのかどうか、私にはわからないが、もの凄く息切れがひどくなっている。

 

この数日などは、少し歩いただけで激しく息切れすることがある。椅子に座ってじっとしていると、というか、パソコンで作業をしているくらいなら何も問題はない。

 

ところが、いざ歩いてどこかへ出向こうとか、家事というほど大層なことではないけれど、何か家の中で用事をしようと思っても、動き始めると途端に息切れがして来る。

 

あと半月余りもすれば、定例となっている3カ月ごとの、内視鏡やCTによる全身の検査が待っている。その時までに、体調が戻るかどうかが心配だ。

 

いやもっと率直に言えば、これはがんがどこかに転移しているとか、新たな何かの病気がスタートしたことが原因では、などと気になって仕方がない。

 

もしそういうことであれば、それはそれで、年齢からしても仕方がないことなので、原因さえはっきりすれば私も納得はできる。

 

それに比べて、ただ単に急激に太ったことによって引き起こされた、情けない症状だとしたら、次には、対応策としてのダイエットと取り組まなければならなくなる。

 

それが一番情けない状況だと思うが、特に食事の量や質が変わった訳でもないから、食事の量や質を変化させるダイエットなどは、あまり考えにくいという気もする。

 

また寒さのせいで、あまりにも引き籠もり過ぎているということも、ないとは言えないけれど、引き籠もりがちの状況は、以前とそんなに変わっていない。

 

だから、これから半月間をできるだけ節制して体調が整うかどうか、自分なりに見極めたいと思う。それにしても、何とも情けない話になった。

 

それもこれも、きっと高齢に起因しているのだと思う。所詮は〝老衰状態〟が進行している、と言う以外にはないのかも知れない。

 

歳は取りたくないと言っても、生まれ落ちた日から、日々、確実に老いて行くのが生き物の定めなのだ。病・老・死からは逃れられないのだ。

 

最近は、京都・観光文化検定を受けるために、実地の勉強として、寺社を訪れる機会がすごく増えているが、高齢化とともに、仏教の思想が分かるようになってきたのだろうか。