「脱税の乱」を起こさないと気が済まない | がいちのぶろぐ

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朝から一日中、ずっと雨模様。この雨は、明日の午前中くらいまで続くという予報。関西にとっては大切な〝水がめ〟の琵琶湖が、現状は渇水中だから、これが恵みの雨になるかも。

 

私は雨が嫌いだから、雨になると出掛けようという気にはならない。もちろん、現役のころは毎日出掛けていたが、年中有休の身となった今は、もう雨の中を出掛ける意欲はない。

 

ということで、今日は最初から出掛ける気などなく、自分の部屋で、この間に溜まってしまった新書本などを読み耽っていた。

 

源氏物語・平安貴族・足利将軍・桓武天皇に関する新書。これを、同じ本を続けて読むと飽きが来るから、各本を1,2章ずつ、あちこちと目移りさせながら読んでいた。

 

 

 

こんなことをすると、普通なら頭の中は〝ごっちゃ〟になって来るけれど、次の本に移るときに数分でも時間を空けると、良くしたもので頭の中のスイッチが上手く働くみたいだ。

 

ということで、今日は読書三昧の日になった。と言っても、読んでいる本はすべて、日本史と京都に関連したテーマ。つまり、今年も京都検定にチャレンジするぞ、という意思表示。

 

なにしろ、2021年から3年連続で惨敗を喫した「京都・観光文化検定」の1級へのリベンジである。こうなった以上、引き下がるわけにはいかない。

 

それでも現時点では、細部にわたる個別のお寺や神社、歴史上の人物、史跡などを覚え直す努力よりも、大筋での日本歴史と登場人物、エピソードなどを理解しようと思っている。

 

ただ、まだ訪れていない有名な寺社も多くあるので、寒さが和らいだら、せめて一つでも多く訪ねて回りたいと思う。何よりも、私の人生に残されている時間は多くない。

 

だから、目玉に光のある間に1級合格を達成できるように、今日のような雨模様の日は、せっせと本を読む時間に当てている。

 

こんなことを書いている間にも、世間では、自民党の派閥が次々と解散をすると宣言をしている。その一方で、派閥は必要だから解散しない、というグループもある。

 

でも、派閥の存在が良いとか悪いとかが、現在問われている問題なのではなく、数百万円、数千万円をポケットに入れる、その〝行為の卑しさ〟が庶民感情を逆なでしているのだ。

 

庶民が仮にそんな金額の収入を黙っていて、その事実が税務署にばれたとしたら、即刻に税務調査が入って、お上から「脱税だ、追徴金だ」と〝追い込み〟が掛けられるだろう。

 

「秘書がやったことで、自分は知らなかった」というセリフを、仮にも税務署員に申し述べて、それが通る話だと誰が思うだろう。政治資金規正法違反などは、どうでもいい話だ。

 

庶民が言いたいのは、「やった人間は金額にかかわらず、とにかく全員を脱税で捕まえろ。そして追徴金・重加算税をきっちりと取り立てろ」という言葉だけだ。

 

もしそうでなければ、どこかの会社へ〝収入を隠した〟と税務調査が入っても、社長は「会計担当者が勝手にやったことだから、私は知らない」と言っても良いことになる。

 

しかもその〝隠し金〟に関して、脱税にも問われなければ、追徴金も必要が無いことになる。早い話が、政治家と名が付けば、こうしたことがすべて〝パクリ得〟ということだ。

 

庶民は一斉に〝脱税の乱〟を起こそうではないか。税金や重加算税など払う必要がない、と検察が認めてくれたのだから、みんなで一斉に〝隠し金〟をしよう。

 

サラリーマンだって、所得税の源泉徴収を拒否して、自分が〝これくらいなら〟と思える金額だけを、〝郵便振込み〟にすることにしよう。

 

そうでなければ、話の辻褄が合わないことになる。今回の出来事は、「派閥の解散」という言葉で騙されてはいけない。

 

今回の事件の本質は、〝裏金を受け取った〟という政治資金規正法の問題ではなく、多額の所得の「脱税事件」なのだ。そこを騙されてはいけない。