「京の冬の旅2024」が始まるそうだから | がいちのぶろぐ

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さて、今年の「京都・観光文化検定(京都検定)」は、この前の日曜に実施されて、私は惨敗をしてしまった。

 

だからと言うわけでもないけれど、来年の年末にまたチャレンジすることを前提として、1月から始まる「京の冬の旅2024」の内容を調べてみた。

 

次の「京の冬の旅2024」のテーマは、「『紫式部と源氏物語』と『京の龍めぐり』」となっていた。続けて「冬のみやこに すぐれて 時めくもの ありけり」と添え書きされていた。

 

 

 

来年のNHKの大河ドラマが「光る君へ」ということで、物語は〝紫式部と藤原道長〟にライトがあてられる。だから、「紫式部と源氏物語」というテーマなのだとすぐわかる。

 

 

 

加えて、「京の龍めぐり」である。来年は「辰年」、つまり龍の年〟だから「龍めぐり」となるのだろう。しかも京都には、「龍」が極めて多く存在している。

 

まず京都にある禅寺の大本山は、法堂の天井にいずこも巨大な龍が描かれている。さらに禅寺以外でも、天井に龍が描かれている寺院があるから、合わせるとかなりの数になる。

 

 

(建仁寺法堂の双龍図/小泉淳作・画)

 

次に、襖絵や屏風に描かれた「雲龍図」も、私でさえ知っているくらいに有名なものが、幾つも存在している。その上、「龍」と何らかの〝縁〟があるお寺や神社も思い浮かぶ。

 

 

(建仁寺方丈の雲龍図(レプリカ)/海北友松・画)

 

例えば洪水を鎮める力を持つとして、龍神や龍王の類を祀っている神社がいくつかある。私も来年の初詣には、そうした神社に〝狙い〟を着けて行こうと思っているくらいだ。

 

それとともに、寺院の中には「龍」の字が着くところも多い。代表的なところでは世界遺産の龍安寺があるし、大徳寺の塔頭にも龍光院や龍源院、泉涌寺には雲龍院などがある。

 

 

(龍安寺の石庭)

 

ということだが、「京の冬の旅2024」で特別公開される予定の寺社は、東・西本願寺、泉涌寺と雲龍院、蘆山寺(紫式部の旧邸)、相国寺と光源院・慈雲院、大徳寺と龍源院など。

 

それに東寺五重塔や醍醐寺霊宝館、仁和寺の名前が挙げられていた。ウーン、このメンバーは微妙かも。天井に龍が描かれている泉涌寺、大徳寺、相国寺も入ってはいるが。

 

例年ほど〝特別感〟が感じられるような、非公開寺院の「特別公開」とまでは、残念ながら至っていないような気がする。まぁ、そういう年もあるとは思うけれど。

 

紫式部の旧邸だったとされる蘆山寺へは、私も以前行ったことがある。だけど、新しいことを知る機会になるかもしれない。我が家からも近いから、行ってみようと思う。

 

 

(蘆山寺)

 

その他の場所へは、〝気が向けば〟という感じではあるけれど、適当にいくつかのところへは行っておこうかな、というくらいだ。

 

今までまったく行ったことがないのは、相国寺の塔頭の光源院と慈雲院。なので、この2カ所へは〝行くべきかな〟という気もする。こんな機会でないとたぶん入れないお寺だから。

 

それよりも「源氏物語」と言えば、宇治市にある「源氏物語ミュージアム」が、来年に向けてえらく気合が入っているから、そちらへは是非行ってみたいと思う。

 

 

(源氏物語ミュージアム)

 

宇治市は「源氏物語」の中でも、光源氏より次の世代の〝薫と匂宮〟が主人公となる「宇治十帖」の舞台であり、「宇治十帖」のゆかりの地を巡るコースも、強くPRしている。

 

だから、源氏物語ミュージアムはもちろんのこと、その周辺に比較的固まって存在している〝ゆかりの地を巡る観光〟をしてみたいと思う。

 

そう言えば大津市にある「石山寺」も、女性のご住職が就任されたことでもあり、紫式部が「源氏物語」の構想を練った地として、来年に向けて張り切っているみたいだ。

 

とにかく、京都検定の試験日から数日が過ぎて、ようやくショックからは少し回復してきたので、来年に向けてぼちぼちと勉強を始めることにしよう。