北野天満宮へ「学業お守り」を求めに | がいちのぶろぐ

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今日は、昨日のブログでも書いていたように、25日だから「北野天満宮」の「天神市」の日に当たるので、人出を覚悟で出掛けていた。

 

実は、この「天神市」では特にほしいものや買いたいものがあるわけでなく、年明けに高校受験を控えている、千葉都民の娘のところの孫に「学業お守り」を買おうと思ったから。

 

なにしろ京都・北野の天神さんと言えば、全国の天満宮・天神社の総元締めという以上に、菅原道真公をお祀りしている〝学問の神様〟〝受験生の神様〟だから。

 

 

 

なので、ありがたーい「学業お守り」を、受験勉強の追い込み期に入った孫娘に送ってやりたいという、老婆心ならぬ〝老爺心〟で求めに行ったという次第。

 

「北野天満宮前」バス停を通る往きのバスから、すでに満員だった。そして、北野天満宮前バス停で、満員の乗客の9割方が降りることに。その後は、いったんガラ空き状態。

 

だけど今度は、もう参詣を終わったお客が乗り込んで、バスはまた八分目ほどの混み具合になって走って行った。私は、〝すごいなぁ〟とその乗り降りの人の数を見ていた。

 

北野天満宮の一の鳥居前から参道にかけて、露店がぎっしりと出ているし、それを眺めて歩く人も多い。ということで、ちょっと大げさに言えば、人をかき分けて歩く感じだった。

 

 

 

とにかく露店を冷やかすこともなく、楼門を通ってさらに進む。このあたりでは、名物(?)の「撫で牛」と一緒に写真を撮っている、外国人観光客がとにかくたくさん。

 

 

 

さらに本殿へ行こうとすると、絵馬堂の前で「猿回し」が演技中で人だかりがしている。これも毎度お馴染みの光景だが、演者もお猿さんも入れ替わっているようだ。

 

 

 

今日のお猿さんは「ひこくん」というそうだ。7歳と言っていたがけっこうデカい。この子が演者さんの太鼓の合図で、飛んだり跳ねたり大ジャンプをしたり。

 

そして最後は、ご祝儀を集めに回る。何と千円札を気前よく籠の中に投げ入れる人が、結構多くいたのにはちょっとばかりビックリ。

 

 

 

猿回しを見終えて、三光門をくぐりまずは本殿にお参りを。本殿の前からお神籤・お守り授与所の辺りは、もう行列というか人だかりと言った方が良いくらい集まっていた。

 

 

 

「天神市」の日とは言え、平日の午前中だというのにこの混み具合は、さすがに天神様のご利益と言うべきだろうか。

 

私も、2礼2拍手1礼でお参りをしてから、孫娘のための学業お守りを求めて授与所へ。これがどうして、なかなかに可愛いものだった。

 

 

 

なにしろ送る相手は中学3年生の女の子だから、可愛くなければ貰っても嬉しくないだろう。その点、これならきっと合格だと思う。そう思いたいジイジ心。

 

 

 

もちろん来年のお正月の帰省は、とても考えられない。親子ともども、それどころの心理状態ではないだろう。だから、来年の2月ごろには良い報告を聞きたいものだ。

 

帰路のバス停も長蛇の列。何とか乗り込んだけれど、北野天満宮の次は銀閣寺へ行こうという観光客も少なくないから、我が家に向かう方面のバスはどうしても混んでしまう。

 

それだけ京都の町も、観光客で活気を取り戻してきた、ということも言えると思う。何しろ観光産業は、京都市にとって欠かすことのできない大事な基幹産業だから。