昨日は亀岡市であった講演会に参加 | がいちのぶろぐ

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昨日は亀岡市で、「外国につながりをもつ子どもと保護者の支援」という集まりがあったので、私も亀岡市まで出掛けて参加していた。

 

 

 

この集まりには、私が関わっている「やさしい日本語」を広めるNPO団体の代表が、講演者の一人として登壇するので、その付き添いのような形での参加だったのだが。

 

亀岡市は京都市の西に隣接している町で、現在は京都市のベッドタウンのようなポジションだが、私が子どものころは、京都市へ米と野菜を供給する町というイメージだった。

 

つまり京都の人間(の一部だと思うが)からすると、亀岡というのは一段下に見たようなイメージ(失礼ですみません)を持った町だった、というのが偽らざる本音かも知れない。

 

先年のNHKの大河ドラマは「明智光秀」が主人公で、亀岡市にある亀山城が光秀の居城だった。「本能寺の変」の時、光秀の軍勢は亀山城を出て京都の本能寺へ攻め入っている。

 

 

 

だから亀岡市としては、大河ドラマで取り上げられて、ここがチャンスとばかり宣伝に思いっ切り気合が入ったのだけど、コロナ禍であっさり〝大コケ〟になってしまった。

 

今はJR亀岡駅のすぐ前に、サッカーJリーグの京都サンガのホームスタジアムができ、サンガの町としてPRに余念がない。ただサンガは15位(9月末現在)と今一つ冴えない。

 

 

 

そんな亀岡市で開催されるので、やや早いとは思ったけれど午前10時半過ぎには家を出て、亀岡市に近いJR円町駅から電車に乗った。乗ってしまえば15分ほどだから。

 

1時半からの開始だったから、1時には会場に着きたいという予定だったので、とりあえず早めにJR亀岡駅に着いて、お昼ご飯を駅の周辺で食べようと思っていた。

 

 

 

すると、見事に駅周辺にはお店が無い。お店というか喫茶店も何もない。駅の中の観光土産店の人に教えてもらって、やっと1軒だけある〝うどん屋〟さんに行った。

 

それで食事を済ませて、駅に戻り団体の代表と無事合流できた。ところが、今度はタクシー乗り場にタクシーがいない。困った。会場に行くバスの乗り場を探して、やっと見つけた。

 

次は、バスの便が無い。1時間に1本ずつなのだ。それが時刻表では、12時50分発となっていた。その時点で12時半を少し過ぎたところ。バス停のベンチで待つことに。

 

 

 

バスが来て、それに乗って会場の「ガレリア亀岡」に到着。私はもちろん初めて。そもそも亀岡市には、数年前に〝ン十年ぶり〟に来たというくらい、私は亀岡市には縁が無かった。

 

 

 

JR亀岡駅の構内には、「石門心学」の創始者で〝亀岡の聖人〟とまで言われる「石田梅岩」の像が立っているし、宣伝チラシも「保津川下り」のチラシなどが置かれている。

 

 

 

保津川下りは、亀岡市から京都の嵐山まで16kmの急流を2時間かけて船下りする。今年は悲惨な事故が起きてしまったけれど、元々は外国人客にも人気の観光コースだ。

 

 

 

これほど、京都とは密接な関係があるのに、私は滅多に来たこともなかった町であり、会場の「ガレリア亀岡」が、とても立派な市民施設だったのでびっくりしてしまった。

 

 

 

広いロビー・スペースには大勢の人が遊びに来ていて、その真ん中には、なぜか茶室がモデル的に置かれていた。ただ〝使えません〟と書いてあったのが謎だった。

 

 

 

こんな立派な市民会館の、さらに広々としたスペースが会場になっていた。参加者は全部で30名ほど。ここで、私たちの代表と、もうお一人の2人の講師が1時間半の講演。

 

その後は、参加者が4グループに分かれて自己紹介や今日の話の感想・気付きなどの話し合い。2時間余りの講演会だったが、私は主催者側ではないので写真は遠慮した。

 

中味は、まさに大事なテーマだった。私たちの団体は、昨年度、保育・幼児教育の施設における、外国人の保護者と園側のコミュニケーションをテーマに活動をしてきた。

 

 

 

だからその中で知り得たことを、代表が講演するとともに、昨年度に作成した資料類を、参加された方にお配りした。それなりには、参加者の方にも興味のある話だったようだ。

 

こんなことで、帰路はタクシーを呼んでもらってJR亀岡駅まで戻った。会場の「ガレリア亀岡」では、私たちと隣り合ったホールでは、「市民大学」が行われていた。

 

とにかく、施設の中に大勢の人たちが来ている。何があるのかはわからないが、子連れの家族の方や高齢の方々、さらに何か催事の主催団体っぽい方々も。

 

いやこれは、〝なかなかどうして〟と言うしかない。施設も立派なら、来ている人の人数も半端ではなかった。下手な〝大型スーパー〟より、よほど集客力がありそうだった。

 

こんな一日を過ごし、家にたどり着いたらもう夕方の6時に近かった。朝はきれいに晴れていた空が、いつ降り出してもいいほどの真っ暗な空に変わっていた。