この貼り紙ってどうなのかと | がいちのぶろぐ

がいちのぶろぐ

環境問題と経営の接点、中小企業の戦略やマーケティング活動,
観光・伝統産業関連などについて、「がいち」が考えたこと、思ったことを書きとめてゆきます。

今日、我が家の近くの郵便局まで、京都市バス・地下鉄の「敬老乗車証」の切り替えに出掛けていた。

 

京都市は「財政難」だからということで、「敬老乗車証」は今年度から一気に5割もの価格引き上げとなった。その割に、市長はきちんとボーナスなどをもらっている。

 

 

 

民間企業なら、「債務超過」におちいりそうになれば、代表取締役はボーナスなど当然無し(本来、儲かったらもらうのが役員賞与)になるし、給与だって大幅カットが当たり前。

 

それなのに、4期16年も継続してきて、自分で蒔いた種で大幅赤字を作っておいて、さて貰うべきものは懐に入れた上で、高齢者のささやかな「敬老乗車証」は一挙に大幅値上げ。

 

 

 

いえいえ、立派な市長様に何度も当選していただけたのは、私たち市民の選択ですから。悪いのは私たちも同罪でございますよ。いや、市会議員の先生方も何も悪くありませんよ。

 

なんてことは口が裂けても言えるものか、などという非市民(国じゃないから)どもは、さっさと京都市から出ていけ、となって、日本で最も人口減の大きい政令市になった!

 

というような〝悪態〟を突きたくて、これを書き始めたわけじゃない。その「敬老乗車証」の切り替えで行った郵便局で、もっと「トンデモ」な貼り紙を見つけてしまったのだ!

 

 

 

とにかく文面が凄い。これって、読む人は外国人ですよね。念を押しておきますが、これって漢字が多くて、日本人でも〝けっこう難しいと〟思ってしまうような文章ですよね。

 

あげくの果てに、「郵便局では、日本語でのご案内となるため、お手続きにお時間をいただきます」ということらしい。外国人だから?日本人でも「お時間をいただ」かれるのかな?

 

とにかく、こんな紙切れを郵便局の奥の方に貼り出しておいて、「だから言ったじゃないの」方式で、相変わらず「だって純粋民営事業じゃないんだよ~」なんて言うのかな。

 

私たちが「やさしい日本語」を広める活動を行っているのも、こうしたことを平然と行っている〟窓口業務があるから、ということが言える。

 

銀行業務などでは、外国人との窓口対応が現状ではどうなっているか、以前に聞き取りをしたことがあるけれど、当たり前にもっと真剣な努力をされていた。

 

それでも、聞き取りに応じてくれたある信用金庫の支店長は、「まだまだ不十分です」と謙遜しておられた。〝決してそんなことはありません〟と思ったものだったが。

 

それと比べて、この貼り紙の何という冷たさ、ある意味での傲慢さ。自治体でも、最近の外国人対応の窓口業務は、随分と努力をされている。それと比べて、これってどうなんだろう。

 

この対応の言い方は、ちょっとすごい感じがする、と思ってしまったので、記録に留めておきたかった。とにかく、他にいくらでも表現のしようがあるだろうに。

 

まず何よりも、もっとわかり易くて「やさしい日本語」にすればどうなのだろうか。せめて漢字を減らし、フリガナを振るくらいの手間は掛けても良いだろうに。