食道がんの内視鏡検査の日 | がいちのぶろぐ

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今日は、京大病院で3カ月ぶりの〝内視鏡検査〟の日だった。内視鏡検査の予約が、9時からとなっていたので、8時前には家を出て病院へ向かう。

 

 

 

まあそれはそれで、8時40分には内視鏡検査の受付を終えて、9時少し前には看護師さんから名前を呼ばれる、という順調な滑り出し。

 

その後は、検査室でカメラが喉の奥に入って行って、そのうちに入眠剤も効いてきて、頭がボンヤリとしている間に、〝終わりましたよ〟の声がどこからともなく聞こえて来る。

 

今度は、車椅子に乗せられて別室の休憩室のベッドで、頭が起きるまで暫時の休憩。小1時間もすれば、カーテン越しに〝お目覚めですか〟の声が掛かる。

 

目覚めてから、ふらつかないかチェックされ、最後にベッドに腰掛けて、血圧や酸素飽和度が正常かどうか測定された。〝ハイ、お疲れさまでした〟の声で送り出される。

 

さて次は、別のフロアにある〝採血・採尿〟に向かう。10分ほど待って、採血が終わる。次は頸部~下腹部のCT撮影なので、また別のフロアに移動をする。

 

するとここで、呼び出しの「受令機」がまさかの電池切れ。画面に「受付で交換してください」という表示。それで、外来受付の横にある、「受令機」の受け渡し場所へ。

 

交換をしたら、今度は新しい「受令機」がロックしたまま動かない。〝なんだ、それは〟ということで、また受付横まで舞い戻って再度の交換。やっと、正常に動いてくれた。

 

それで改めて、CT撮影の受付へ行くのだが、予約の時間まで20分余りあった。だから途中で、病院内のコンビニに寄ってオニギリとお茶を買い込む。

 

これで、後は待っていればいいや〟ということで、CT撮影の受付へ。待合所まで行ったら、待っているのはなんと私一人だけ。

 

いつもはもっと並んでいるのに、と思ったが、予約されていた時間は「12:00~」。なるほど、これはあまり設定しないタイミングだから、と納得。

 

もともと混み合っていたから、その時間帯に押し込んでもらったみたい。名前を呼ばれて、ロッカールームで準備をして待っていたが、さて〝アレレ、お呼びがかからない〟。

 

やっと呼ばれたのは、12時45分くらい。あら、やはり混み合っていたのね。放射線技師や看護師の方は、ずっとドタバタが続いていたのだろう。大変だなぁ。

 

CTの撮影が終わって、主治医の診察のため〝がん外来棟〟の受付へ行く。今度は、ここでしばらくの待ち時間になる。広い院内を、縦方向にも横方向にも移動を重ねてきた。

 

そしてもう午後1時を回っている。朝から絶飲食だったけれど、検査が全部終わったので、ホントは飲食もOK。水だけは、CT撮影後にロッカールームで冷水をひと口飲んだ。

 

こんな状態だから、買い込んだおにぎりを〝食べておきたい〟のだが、いつ「受令機」がブルブルと震えだすかわからない。それで、がん外来棟の待合でしばらく待つことに。

 

15分ほど待ったところで、上手い具合にお呼びが掛かった。3カ月ぶりの主治医との面談。これが何とも軽く、「どうですか?」「ハイ、ありがとうございます」な感じ。

 

ほんの1,2分雑談をして、〝いや、検査結果は?〟とこちらが気にし始める。やっと、画面から顔を上げて、「ウン、問題無しですね」。私は思わず〝ホッ〟。

 

次回の予定と説明書のプリント類、常用薬の処方箋をもらい、挨拶をして診察室の外へ。次には、2年半前の入院時に「放射線治療」も受けているので、そちらの担当医の診察。

 

ここで急ブレーキ。待合所で〝エッ〟という感じになった。30分ほど待っても音沙汰がない。〝これは困った〟ということで、とにかく〝オニギリ・タイム〟にする。

 

病院の建物の外に設けられたテラスに行き、とにかく一気にオニギリをパクつく。ブワッという勢いで、お米を胃袋に納めた。

 

しかも内視鏡検査で細胞を採ったりして、食道から胃袋に負担を掛けた後なので、看護師さんから〝今日は刺激物はダメ〟と言われていた。

 

だから、オニギリも明太子はあきらめて、焼き鮭のオニギリにネギトロ巻という組み合わせ。それに飲み物も、緑茶系ではなくカフェインレスの麦茶という次第。

 

食べ終わって、がん外来病棟の待合に戻る。でも、まだお呼びでない。さらにしばらく経って、ようやく「受令機」が震えた。その時、時計はすでに2時半を回っていた。

 

私も〝待たされた〟気分だが、医師の方々も昼食など抜きで、次々に患者さんと対応している。これにも、ホント頭が下がりますねぇ。

 

放射線科の担当医は、前回の3月から若い先生に変わっている。その方も、画面に出したCTの断面画像を睨みながら、「問題ありませんね」と言ってくれた。

 

挨拶をして診察室を出て、行きつけの調剤薬局に処方箋をFAXしてから会計受付へ。やっとやっと、ここまでたどり着いた。最後に会計機でお金を支払い、調剤薬局へ向かう。

 

薬局で常用薬を受け取って、バス停に向かった時には3時半を回っていた。とにかく、精神的にぐったりという感じがした。

 

ただし、家に帰ってスマホの万歩計アプリを見たら、5000歩余り歩いていた。基本的には病院の行き帰りと、院内を行ったり来たりしただけなのに、歩行距離が3kmになった。

 

これでは、ぐったりするのも無理ないのかも。そんな病院の日だった。