やっとワークショップが行えた | がいちのぶろぐ

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今日の午前中、とうとうと言うべきなのか、1年半ぶりでどうにか「やさしい日本語」のワークショップを開催することができた。

 

 

 

昨年度の場合、一昨年の秋ごろに感染者数が激減し、これでやっとコロナ禍が落ち着いてきたから、この調子なら何とかワークショップが開催できそうだと思った。

 

それで、年明けとなる昨年1,2月にワークショップを開催する方向で、準備を始めたとたんに、昨年の正月に第5波の感染急拡大となり、結局は断念することになった。

 

この間私たちは、仕事として定住外国人と接する機会が多い職域ということで、保育・幼児教育の現場におられる職員の方向けに特化したワークショップを考えて来た。

 

 

 

子どもが小学校に入ってしまえば、教員の方と保護者が直接会話する機会はうんと少なくなるが、幼稚園・保育園では毎日のように保護者と話す機会がある。

 

送迎時に園での様子を話したり、持ち物のことや行事の予定を話したり、逆に保護者から子どもの様子を聞き取ったりなど、話す内容もそれに伴って幅広くなる。

 

 

 

こうした仕事では、保護者ときめ細かいコミュニケーションをとることが必要だ。だけど、その場合に、相手がまだ日本語があまりわからない保護者であればどうなるか。

 

もし子どもが膝小僧に小さなスリ傷をしていても、やはり保護者には、そのいきさつを話しておく必要があるだろう。

 

また、プール遊びが始まる前などには、持ち物の説明や注意事項を書いて渡すことも必要だろう。そんなときに漢字も多くて、難しい日本語で書いてあればどうなるだろう。

 

こんな場合、英語でコミュニケーションをとらなければならない、ということでは決してない。むしろ、英語はそれほど得意ではないアジア系の外国人も多い。

 

だから、「やさしい日本語」であればコミュニケーションが取れる可能性が高い。ただ「やさしい日本語」と言っても、そこに決まった文法やルールがあるわけではない。

 

ただ、使い方・伝え方にはちょっとしたコツのようなものがある。それを理解してもらえたなら、コミュニケーションがうんと楽になる。精神的にも楽になる。

 

 

 

だからこそ、私たちはワークショップで、実際に外国人の方と「やさしい日本語」で話してみて、どのように話せば伝わるか体験してもらいたいと思っている。

 

こうして、今日は何とか1年半ぶりに、ワークショップが開催できた。人数こそ予定人員からすればやや少なかったけれど、参加された方は皆さん楽しそうに体験をされていた。

 

 

 

さて、次回は今月29日に実施する。今日の反省も踏まえて、参加者にもっと喜んでもらえるものにしたい。明日は、さっそくオンラインで反省会がある。