明けましておめでとうございます。 | がいちのぶろぐ

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環境問題と経営の接点、中小企業の戦略やマーケティング活動,
観光・伝統産業関連などについて、「がいち」が考えたこと、思ったことを書きとめてゆきます。

旧年中は思いもかけず大勢の方に、このブログへお立ち寄りをいただき、深く感謝をいたしております。本年も相変わりませず、よろしくお願いを申し上げます。

 

 

という固い話はさて置いて、昨日、豆台風くんたちが去って行ったあと、今日は老夫婦だけのお正月のお祝いになった。もちろん、京都の丸餅と白味噌のお雑煮。

 

 

 

それに添え物として、数の子・叩き牛蒡・ごまめ(田作り)と、大福茶はさすがに結び昆布は省略して小梅だけを入れたもの。

 

お節料理も、もはや三段重というほど多品目を入れる必要もなくなり、今年は二段重ねに黒豆、だし巻き卵、チーズかまぼこ、栗きんとんなどといった程度。

 

昔なら、これにぶりの焼き物やら、海老、根菜の炊き合わせなどが、もう一段分の重箱を飾っていたけれど、そんなにも食べないし、今年はワッと人が集まることもないからと。

 

その後は初詣に。これが思わぬことになった。卯年だから、兎がいっぱいで有名な岡崎神社に行こうとバスに乗ったが、いざ降りようと思ったら、とんでもない行列が目に入った。

 

 

(岡崎神社の狛兎/普段は静かな神社)

 

やはり狭い神社だから鳥居の前には行列が、と思ったら、これが延々とつながっているのが見えた。なんですと!とにかく、バスを降りるのを止めた。

 

行列の並びと逆向きに走るバスだったので、窓から見ていたら、次のバス停を少し越えるところまで行列が続いていた。これはなんたることだろう、とんでもない出来事だった。

 

 

(手水舎の黒兎の像)

 

当たり前のことだが、常日頃は境内にチラホラ人影があれば良い方、という神社に、あろうことか鳥居の前から、歩道をぎっしり埋めて並ぶ人の列が300mは続いていた。

 

 

(これが普段の姿/岡崎神社)

 

乗っていたバスは、八坂神社の前の「祇園」バス停を通るので、そこまで乗って行くことにした。もちろん、こちらも空いているとは思っていなかったけれど。

 

ハイ、八坂神社も〝滅茶混み〟状態になっておりました。四条通の突き当りにある「西楼門」を通った途端に、人の動きが完全にストップ。そこから本殿の前まで詰まっている。

 

つまりは、境内が狭い岡崎神社と状況的には同じことで、境内だから歩道より幅広く人がいて、それが100m以上は並んでいる。だから行列にいる人数は、ほぼ同じくらいだと思う。

 

まずは西楼門のすぐ近くにあるけれど、大行列に並んでいる人が誰もお参りをしない、摂社の「疫神社」にお参りをする。

 

そこからはこのメインの大行列を避けて、ぐるりと本殿の裏側を回る北参道の方へ回り込む。本殿の東側に回って、家人は「美御前社」に、私は「悪王子社」へお参りに。

 

 

 

 

大行列とは反対側から本殿に近付くと、メインルートからの参拝客で、正面から本殿には近付くことができない。ギリギリ賽銭箱の角っこまで行って、お賽銭を投げ込み手を合わす。

 

 

(八坂神社本殿前/右端の人の投げた賽銭が写っていた/私もこんな感じ)

 

こんな人出の初詣では、しばらく経験していなかった。いや、長い人生でも滅多になかった。3年振りの行動制限なしということで、ソレッとばかり人が出て来たのだろう。

 

舞殿には、大きなウサギの絵馬が掛けられていた。これを写真に収める人で、こちらもなかなかの混み具合。それ以上にお神籤の前は大行列だったので、これはもうあきらめた。

 

 

 

(正門となる南楼門からも人が次々に)

 

八坂神社を出た後は、しばらく南に下り、安井金毘羅宮を目指したが、こちらも有名な縁切り石や、お神籤などは長ーい行列だったが、本殿の前にはほとんど人がいない。

 

 

 

お参りはほぼ〝ご自由にどうぞ〟状態。要するにイベントとして初詣に来ているので、お参りよりも、ここではこのアトラクションという、いわば〝正月版ディズニー状態〟なのだ。

 

 

 

私は特に〝悪縁を切る〟ことも今は(?)しないから(笑)、縁切り石をくぐる必要がないので、本殿にお参りだけをして、安井金毘羅宮を出てバス停に向かった。

 

しかし、卯年だから兎の岡崎神社はドバーッと人が来て、八坂神社は有名だからドカッと人が出て、安井金毘羅宮は縁切り石を潜るのがアトラクションだからウワーッと人が来る。

 

 

 

私が選択を間違っていた。いつもなら、我が家から最も近い下鴨神社にお参りするのだが、たまには変わった場所へ、などと考えたから、他の人も考える場所を選んでしまった。

 

教訓ッ!なんたって、人間の考えることは似たようなもんだから、自分が思い付いた場所は、きっと他の人がいっぱい来る場所だよね~。