ファシリテーションの技法の本を熟読中 | がいちのぶろぐ

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早くも1月が終わろうとしている。部屋のカレンダーも、今朝1月分をめくり2月に切り替えた。明後日2月1日は旧正月で、今週の金曜4日には立春になる。

 

北京で開催される冬季オリンピックを控えた中国では、1年で最も人流が多いはずの「春節」、つまり旧正月になろうとしているけれど、報道では例年ほど人が動いていないらしい。

 

それ以上に、中国政府は威信にかけてゼロ・コロナでオリンピックを行いたいから、北京の町中は人出を抑えるためか、戒厳令を思わせるほどの警戒ぶりらしい。

 

 まあ、昨年夏の東京オリンピックの事例を見ていただろうから、中国としては何が何でもゼロ・コロナで無事に終わらせて、世界に向かって〝そら見たか〟と言いたいのだろう。

 

それ自体は、私にとってはどちらでも良いことだけど。ただ、個人的にはスピードスケート女子の小平奈緒選手のファンなので、彼女が活躍してくれたらそれはうれしい。

 

 

 

ところで、昨年に買い込んだ様々なジャンルの本で、今もなお〝積読〟の状態になっているものが多い。少しずつ読了しているのだが、なおまだ数冊は抱え込んでいる。

 

そんな中で、現在は東京大学情報学環の安斎勇樹氏の「問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術」と題された、〝ファシリテーションの方法論〟を熟読している。

 

 

 

私が関わっている「やさしい日本語」を広めるNPO団体は、基本的にはワークショップを主体にして行こうと考えている団体だから、ファシリテーションは必要な技術となる。

 

ワークショップで参加者が話合いを行うときに、チームとなったメンバーからどのように話を引き出し、方向性を与えていって、所期の目的を達成してもらうかがポイントになる。

 

だからこそ、「チームの魅力と才能を引き出す」ことができるように、「問いかけの作法」を私たちが十分に理解することが大切だと考えている。

 

 

 

安斎氏の前著「問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション」も熟読した。ただいくら熟読しても、ファシリテーションの技術である以上実戦で役立たないと意味がない。

 

本の中の知識で終わっていては、何の意味も持たない。だからこそ、早くワークショップを実際に行えるようになってほしいが、いかんせんこのコロナ禍である。

 

前回も、安斎氏の前著を読み終わった後で、中味に関するレジュメを団体のメンバーに提供した。今回も、「問いかけの作法」についてレジュメを作成する予定だ。

 

レジュメを作成しようと思えば、私自身も安斎氏の著書を深く読み込む必要が出てくるし、レジュメとしてまとめる過程で、自分としても中味が〝腹落ち〟する必要がある。

 

そもそも「やさしい日本語とは何ぞや」ということや、「やさしい日本語」を用いるときの技術的な説明は、団体の他のメンバーが、私と違ってはるかに深くご存じである。

 

だから後はワークショップの場で、それをいかに上手く参加者に伝え、さらに参加者が我が事として身に着けてくれるかという、場づくり面を私が受け持とうということである。

 

それにしてもにっくきコロナ・ウィルスのせいで、3月初めに予定を立てていたワークショップは、すでにあきらめざるを得なくなってしまった。残念としか言いようがない。

 

早くこんな状況を抜け出して、元の日常が戻ってくることを祈りたい気分だ。