五智山蓮華寺、如来石仏オールスターズ | がいちのぶろぐ

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今日の午前中に、ちょっと変わったお寺に行ったことを書き留めておこう。「御室蓮華寺」というお寺。どなたかがSNSに投稿されていたのを見てから、ずっと気になっていたから。

 

昨日は、八瀬に近い上高野にある「蓮華寺」へ紅葉狩りにいったけれど、まさか2日続けての「蓮華寺」行きになるのも何かのご縁かも知れない。

 

我が家からのバスだと、金閣寺・立命館大学・龍安寺を通って行くことになるので、最初は空いていたバスが、途中から超満員になった。やはりこの飛び石連休はどこも大変な人出になっている。

 

「金閣寺道」でドッと下車されたが、そこからまた大勢が乗車されて、再び満員に。「龍安寺前」でまたドッと下車されて、さすがに車内にも空席が目立つようになった。

 

「龍安寺前」のすぐ先に「御室」バス停があり、その次は「御室仁和寺前」になる。この「御室」で下車したのは私一人。バス停のすぐ前には「仁和寺」の駐車場があった。

 

駐車場の横を通って少し北へ行くと、小さな山門に「五智山蓮華寺」と「五智不動尊」が左右に掲げられている。ここが目指す「蓮華寺」。

 

 

 

きれいに色付いた紅葉が出迎えてくれる。と言っても、今日のお目当ては紅葉ではない。山門を入ったところでは、小さな彫像の兎や犬、さらにペンギンまでも出迎えてくれる。

 

 

 

 

 

その先を見やると、何体もの石仏が立ち並んでいるのが見える。早速そちらへ向かう。それほど広くない境内に、ずらりと並んだ石仏。これが今日のお目当て。

 

 

 

まず前列は、「五智如来」の像。「大日如来」を中央に、「薬師・宝生・阿弥陀・釈迦」と如来像のオールスター勢揃い。なかなか珍しい眺めになっている。

 

 

 

 

 

 

 

後列は、お地蔵様らしき立像を中心に僧侶の座像などが。このお寺の由緒が書かれた石板によれば、後宇多天皇の旧御所とあり、御室仁和寺とも関係が深いらしい。

 

 

 

 

そして所在地も移ったみたいだが、昭和3(1928)年に現在の地に落ち着いたようだ。その由緒書きのそばには「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の小さな像もあった。

 

 

 

 

「五智の鐘」という梵鐘の周りには、きれいに色付いた紅葉が照り映えていた。と言ってもこれだけのことなんだけど、この立ち並んだ五智如来像の石仏群を見たかった。

 

 

 

 

せっかくここまで来たのだから、お隣になる「御室仁和寺」にも行ってみたが、こちらはなかなかの人出になっていた。蓮華寺では、ほぼ私一人だったのだけど。

 

 

 

仁和寺の五重塔の周りでは、紅葉と塔の姿をカメラに収めようと多くの方がカメラやスマホを向けていた。私も一応は五重塔をスマホで撮影して、仁和寺の仁王門の前のバス停から帰宅した。

 

 

 

 

この飛び石連休は紅葉がピークになって、観光客が急激に増加したけれど、どう見ても国内からの観光客ばかりのようだ。2年前まで見られた外国語が飛び交う光景は全くない。

 

 

 

 

むしろ国内の観光客が、「そうだ京都行こう」ということで増加したように思う。ある意味、皮肉な話かもしれない。