パラの閉会式は良かったけれど、画面に映ったあの人は | がいちのぶろぐ

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昨夜は、パラリンピックの閉会式を最後まで熱心に見ていた。あの部分がハイライトだったと思うけれど、群衆のダンスシーンはとても楽しく見ることができた。

 

そして、そっと消えていった聖火。〝これでお終い。ハイ、消しますよ〟ではなく、ひっそりと消えていった。余韻って、きっとこうして生まれるんだろうな。

 

 

 

そんな中で印象的だったのが、秋篠宮殿下と並んで座っていた菅総理の、何とも言えない精気のない顔。画面に映った瞬間に、〝ウワッ〟と思った。

 

オリンピックの開会式では、天皇陛下の開会宣言の時に立たなかったと、こっぴどく叩かれていた。それからわずか1か月半で、置かれた立場がまったく変わってしまった。

 

昨夜の閉会式では、舞台で演じている多くの顔が生き生きと輝いていたのと比べて、あまりにも対照的な顔だった。貴賓席が映し出された時、その落差に愕然とした。

 

自民党の総裁選挙がどうなるかなどは、私は知ったことではない。けれどコロナ禍は、新規の感染者の人数こそ多少落ち着き始めたように思えるが、まだ油断はできない。

 

自宅療養という名の下に〝放置〟状態に置かれ、不安にさいなまれている人が、今もなお全国に多数おられる。

 

この状態をどうするつもりか、菅総理はやはり何も語らない。先週末のたった2分半のぶら下がり会見では、「コロナ対策に専念する」と言ったはずなのに。

 

あなたはまだ総理なのだから、せめて自分ができる最後の仕事として、この自宅療養という状態をどう解消するのかくらいは明確にしてほしい。

 

さらに言えば、12日までの緊急事態宣言を、月末くらいまで延長するという報道も出ている。これもどうなれば宣言解除となるのか、せめて判断基準くらいは明確にしてほしい。

 

それにしても、文字通り〝転ばぬ先の杖〟が必要になりつつある高齢者の私にすれば、こんな状況続きでは外出することも憚られる。

 

とは言え明日は、今年度の承認を受けている補助金について、打ち合わせのため上京区役所へ行く予定である。明後日は、ほぼ一日がかりで京大病院でのガンの外来治療がある。

 

〝出掛ける〟というほど街中をウロウロするわけでもないけれど、それでも出歩くことには違いがない。年寄りは、気を付けるに越したことはないだろう。