丸川珠代オリンピック担当大臣が、またもや〝無知蒙昧〟で〝軽はずみ〟な発言をしたとして非難ごうごうの状態になっている。
ここまで行き当たりバッタリの発言を繰り返していれば、困った人という評価をはるかに通り越して、日本の政権の〝恥さらし〟だと言っても差し支えがないかも知れない。
何しろ、オリンピックのボランティアの7万人の方のワクチン接種が、1回目は間に合うけれど、2回目は日程的に間に合わない。
それでも一時的かどうかは知らないが、〝大丈夫、免疫ができる〟と発言したらしい。馬鹿も休み休み言え、というしかない。いや、〝馬鹿につける薬はない〟と言うべきか。
それこそ、尾身会長のご発言に対して、〝どの地平からの発言〟と述べたとか、述べなかったとか。そのまんま、あんたにお返ししたい、ということだ。
いやはや、凄い能力をお持ちだと思う。これだけのことがあって、どれだけ非難されていても、堂々と公務を続けていられるその神経のタフさには、もはや感心するしかない。
普通の神経の持ち主なら、恥ずかしくて人前に出て来られないか、神経性胃炎で入退院を繰り返すくらいの出来事だと思うけれど、平然と公務を務めていられるタフさが凄い。
政治家を志すくらいの人間は、これくらい無神経でいられるタフさが求められるのだとしたら、それは政治家になりたいと思う若い人が少なくなる一方だと思う。
まずオリンピックは中止か延期をしていただきたいし、何が何でもやるのだったら、選手とコーチング・スタッフ、審判員だけの入国にしてほしい。
ＩＯＣ関係者はもちろんのこと、スポンサーがらみの招待客などは、いっさい入国させないでほしい。マスコミの入国も最小限度にして、日本のマスコミに代替させてほしい。
つまり、そうまでしてやりたければ、国民体育大会に毛の生えた程度にしておいてください、ということだ。それでも、この間の各種の大会などは有観客で行われていた。
プロ野球も有観客だから、同じ扱いで良いだろうというのであれば、ＩＯＣとスポンサーを完全にオミットできるなら、という条件付きになるだろう。
あと3週間で開幕である。天皇陛下にまでご心配をおかけしたほどのドタバタ劇だ。陛下には、無理に会場へ臨んでの開会宣言など不要とし、オンラインでも良いではないか。
どうせ世界中の要人などあえて来ることもないだろうし、来ないでくれと外務省を通じて正式に依頼すればいいだけのことだ。〝なんたって、国体レベルですから〟と言えば良い。
あ～ぁ、明日からは嫌な気分の7月が始まることになるなぁ。