京都検定1級という難関に挑んでみようかと | がいちのぶろぐ

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この間、京都の歴史・地理と関係した本を何冊も買い込んで、まずは片っぱしから読み飛ばしている。多くは新書版だけど、中には文庫本も何冊か混じっている。

 

 

 

さらに、昨年暮れに行われた「京都・観光文化検定(京都検定)」の2級を受験した時に、これだけは入手しないと仕方がないと思って買った「公式テキストブック」もある。

 

 

 

また作家で元・外務官僚の佐藤優氏が企画をされた、「いっきに学び直す日本史~古代・中世・近世」(東洋経済新報社、2016)も、出版された当時に偶然だが買い込んでいた。

 

こうした俗に「京都本」「歴史書」と言われる書物を中心に、10冊近くは手元にあるので、まずこれらを精読し、A6サイズのカードへ、項目ごとに整理し記入しようと思う。

 

 

 

さらにカードの裏面に、関連する図表・写真などもコピーした上で貼り付けていこうと思う。こうすれば、私なりの「京都の歴史・地理関連資料集」ができ上がると思うから。

 

昨年暮れに行われた「京都検定」の2級の試験は、初めての挑戦だったけれど何とか合格することができた。これまでは、そこでこうした挑戦は終わりにするつもりだった。

 

ところが、合格通知書と一緒に送られてきた、様々な案内のチラシの中に「京都検定合格者バッジ」を販売するというチラシが入っていた。これに、何か変にそそられてしまった。

 

 

 

縦・横が1cmほどの小さなバッジである。ただし、合格した級ごとにバッジの素材や色分けがなされている。いわば、柔道や空手などの「黒帯・白帯」といった具合である。

 

だから、もし私が嬉しがって2級の合格バッジを買って着けていれば、知っている人から見たなら、〝あなたは、まだまだですね〟と言われるようなものだ。それも口惜しい。

 

だからふとした気の迷い(?)から、これは最上位の1級を目指すべきではないか、と思ってしまった。しかも資料などを読めば、1級を〝何回も合格する人〟もいる。

 

以前に見かけた新聞記事では、ボランタリーに観光ガイドをしている方が、3年連続で京都検定1級試験の最高得点を獲得した人だ、というような内容の話が書かれていた。

 

世の中には、とんでもない人がいるものだ。そもそもこの「京都検定」の1級は、択一式ではなく記述式の回答を要求される。しかも合格ラインは〝80%以上正解〟である。

 

だから毎年の1級合格率は、ほぼ1ケタ〝数%〟に過ぎない。2020年度は784名中68名(8.7%)、2019年度は975名中なんと30名(3.1%)という〝狭き門〟だった。

 

これは、大まじめに取り組む対象となり得るのではないか、という気がしてきた。一発合格はまず無理だとしても、3年計画くらいの気持ちであれば何とかなるかもしれない。

 

私自身、いつまで生命を保っていられるかわからない、病気を抱えた身である。そうであるなら、自分が生まれ育った土地について、せめて知っていることを増やしたいと思った。

 

だから京都に関係する歴史・地理の本を買い込んで、これを精読し、内容を抽出して、データをカードに整理し、自分なりの〝京都資料集〟を創ってみようと思い立ったのだ。

 

京都検定の試験日は例年12月中旬だから、今からであればまだ半年以上ある。いやせめて来年の受験なら合格できる、というくらいにはなりたいから資料作りをしようと思った。

 

 

 

実は京都検定の1級受験には、2級に合格していることが資格となっている。2020年度の2級試験に合格したので、私も受験資格ができた。だから、1級にチャレンジできる。

 

さて、とにかく手元にある書籍を精読することから始めている。精読が終われば、カードへの転記ということになる。その後は、ひたすらカードを読み込む作業となるだろう。

 

〝目指せ!京都検定1級合格〟という、わかりやすい目標ができた。これで病気に打ち勝って生きて行くための、ポジティブな理由もできた。

 

 

 

昨年の暮れ、京都検定を受けた直後に病名の判定が下されて、年明けの1月からは、毎月1週間ほど入院するという生活になった。これが天啓というか、一つのきっかけなのだ。

 

だから、年末の受験を目指して勉強するという作業を続けて行こうと思う。