「やさしい日本語」でコミュニケーションを | がいちのぶろぐ

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今日から、また放射線治療が始まった。これが金曜日まで毎日続く。延べにして28回の放射線治療が予定されていて、今日は13回目だった。明日でようやく半分になる。

 

ただ治療自体は時間も短く、とりあえずベッドに横になって、大きな機械が身体の周りを回って行くのを見ていればそれで終わる。

 

来週になれば内視鏡検査などの予定もあり、その後は第2次の入院治療が待ち受けている。だから今週は、気分的にほんの少しだけゆっくりとした状態になっている。

 

そして今日の午後は、私が関わっている「やさしい日本語」を広めるNPO団体の定例ミーティングがオンラインで行われた。

 

この間、団体の活動として「やさしい日本語」を実際に使ってコミュニケーションを行うワークショップが、こんな状態で開催が難しい。だからその間にできることを考えている。

 

 

 

まずは京都市に定住している外国人の方から、日本語の習得や日常生活での語学面での「苦労話」を収集し、そこから見えてくるコミュニケーションの壁を考えようとしている。

 

コミュニケーションに関する課題が整理できれば、「やさしい日本語」で解決できるポイントを見つけ出し、多くの人に「やさしい日本語」というコミュニケーションツールを知ってもらおうと思う。

 

 

 

「やさしい日本語」には、「ハッキリ言う・最後まで言う・短く言う」という〝コツ〟がある。また難しい単語は簡単な単語に置き換える、ということもポイントになる。

 

こうして、できるだけわかりやすい日本語の文章に変換したものを、少しゆっくりと発語すれば、定住外国人にとってみれば、理解が可能な日本語になっている可能性が高い。

 

だから、定住外国人に語学面での苦労話をより多く語ってもらうことによって、苦労してきた内容がパターン化できるし、そこから〝解決策〟も見えてくると考えている。

 

だから今月から来月にかけて、京都市とその周辺部に定住している外国人の方を対象に、できるだけ多くの方にオンラインでインタビューを試みることになった。

 

 

 

現在のコロナ禍の下では、いやむしろ日本人でも困ってしまうくらいの状況では、定住外国人の方にすればさらに情報不足に陥りやすい。

 

だからこういう事態でも、ホントに役に立つコミュニケーションの方法を探して行きたい。

 

 

 

そしてコミュニケーションギャップを少しでも埋めることができれば、少しずつお互いに気持ちよく暮らせる社会になって行くことだろう。

 

そんなことを夢見て、「やさしい日本語」の普及活動と、これからも関わって行きたいと思う。この国も、今では100人に3人は定住外国人、という時代になったのだから。