第1次退院その⑦長く慌ただしく、という一日 | がいちのぶろぐ

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さても忙しく、また慌ただしく感じる一日だった。放射線治療を受けるために、いつものように朝食は7時に食べ終えた。3時間前から絶食というルールになっているので。

 

その後は、食器などの洗い物をすませてから、いつも通り9時半過ぎには病院へ向かった。まずは日課の放射線治療を終えてから、怒涛のようにスケジュールが展開して行った。

 

 

別棟にある〝がん治療〟が専門の病棟へ向かう。ここで、その後のタイムスケジュールの確認をお願いした。

 

とにかく巨大な病院であり、それぞれの診療科ごとに独自のタイムスケジュールが作られる。だから、下手をするとバッティングしかねない。そのため、行く先々で確認を要する。

 

この病棟の受付で判明したのは、その時点ですぐに放射線担当の医師の面談がある、ということだった。だからまず、その診察室の前で待機する。

 

ものの5分も待てば呼び出しがかかって、医師の方に私の身体の状況についてお話をした。これは短い時間であっさりと終わった。

 

今日は、さらに内科の主治医の方との面談もある。最後には、点滴治療も受けることになっている。そのタイムテーブルを、もう一度受付の方に確認する。

 

主治医の方は12時の予約ということだった。その時点で50分ほど時間があったから、病院内にあるコンビニで何か昼食を買って、フリースペースで食べようと思った。

 

フリースペースはまさにテーブルと椅子がセットの「個食スペース」になっていて、そこでは全員が「黙食」している。

 

 

 

私はコンビニでサンドイッチとミルクコーヒーを買い込んで、フリースペースでそれっとばかりにサンドイッチをほお張った。

 

さらに500mlパックのミルクコーヒーを、ウグウグという感じで飲み干しいていると、いきなり〝呼び出し機〟が震えだした。すぐに診察室へ来るようにということだ。

 

よかったぁ、ホントにちょうど食べ終えたところだった。この時点で11時半を少し過ぎたくらい。喉のところに、まだ何かが突っかえているような気がするくらいだった。

 

大慌てで診察室まで戻って、主治医の方から昨日に採血した結果について解説を聞き、これからの大筋の治療方針もお教えいただいた。

 

この先は2月上旬に内視鏡検査などを受け、〝その結果を見ながら〟ということになるけれど、2月中旬に1週間程度の第2回目の入院治療を行いましょう、となった。

 

それから点滴治療の準備になり、体温・酸素量・血圧の測定などがあって、〝では点滴の順番が来れば呼び出します〟ということになった。

 

そこでこの病棟の待合室に、〝よっこらしょ〟と腰を下ろしたのがちょうどお昼。待合室のテレビは、まさに午前中の国会中継が終わったところだった。

 

だがそこからの待ち時間が長かった。こういうこともあろうかと、今日は新書を1冊持参していた。これが大正解だった。結果的に、かなり読み進めることができた。

 

それにしてもまだかしら、と少し気になりはじめた頃に、タイミングよく呼び出し機が震え始めた。この時点で時計は1時半を指していた。

 

それから個室に区切られた点滴ルームへ行き、なんだかんだあって点滴が始まり、すべてが終わったのは3時に近かった。

 

 

 

さらに、会計を終えて病院を後にしたのはもう3時を十分に回っていた。いや長くて慌ただしい日だった。家に帰り着いて、さすがに軽い疲労感に襲われていた。