NPO団体の広報活動は | がいちのぶろぐ

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今日の午前中はお買い物デー。我が家とは少し離れているが、中堅スーパーの〝いずみや〟が改装工事に入るので、売り尽くしセール中だったから。

 

その後、〝いずみや〟近くのショッピングモールで、これまでに溜まったポイントを使って、滅多にないことにワインを購入。日曜だけあって、けっこうどの店も混雑していた。

 

というような、のんびりとした日曜になっている。そして午後はまた「京都・文化観光検定(京都検定)」のお勉強。徐々に「京都検定」を受けようという気になってきた。

 

明日の午後は、私が関わっている『やさしい日本語』を普及しようというNPO団体が、京都府庁の府民力推進室に、あれこれ相談したいことがあるので出掛けることにしている。

 

 

府民力推進室では、京都府内で様々な活動を行っている様々な団体のメーリングリストを作成している。これに登録してもらって、その活用方法を教えてもらおうと思っている。

 

NPO団体の泣き所として、広報・宣伝活動の弱さということが挙げられる。何かイベントをするにも、広報手段がSNSだけではなかなか拡散しない。NPO団体が行うイベントに人を集めるのは、どんな場合でも苦労が付きまとう。

 

大々的なイベントだったり、行政と協働で行うイベントだったりすれば、事前にローカル紙などの記事にしてもらえることもある。

 

そんな状況でもなければ、SNSで何度も丹念に発信し、それを見た多くの知人がシェアしてくれる、といった幸運でもなければ、なかなかイベントの告知などが浸透しない。

 

以前に何度か、NPO団体が行うイベントなどの広報・宣伝に関するセミナーに参加したこともあった。しかし結局は、こちらが求める解答にはたどり着けなかった。

 

 

そうしたセミナーでは、宣伝のための〝読まれる文章〟の書き方やら、フライヤー(チラシ)の画像的な表現方法は、かなり丁寧に教えてもらうことができた。

 

どんな文章が読まれやすいか、どんな画像が人の目を引くのかといったことは、コピーライターやデザイナーの方から、たくさんのヒントをいただいた。

 

 

 

ただし、どこで、どのように広報するかということになると、こうしたセミナーでもSNSにアップロードすることや、役所の広報チラシ置場の活用などを言われる程度だった。

 

私たちのような小さなNPO団体の活動は、ローカル紙の記事になるほどでもないし、役所が発行する広報紙の最後のページの3行広報欄に載せてもらえたら良い方だ。

 

こんな状況を打開するには、いったいどんな広報手段があるだろうかということで、京都府庁で相談しようと思っているメーリングリストの活用などが案外役に立つかもしれない。

 

それぞれ地域団体やNPO団体として活動しているグループに、直接に告知・案内として届けられるから、そこで活動している人に読んでもらえる確率が高くなる。

 

案内を目にしてくれる人たちは、それぞれが何らかのインフルエンサーという立場の人だから、その人たちの記憶に残って、その団体の内部へ口コミで伝わる可能性がある。

 

 

 

やはりこうした地道な広報・宣伝活動が、NPO団体にとっては最もふさわしい活動なのかもしれないと思う。それくらいに広報活動は難しいことだ。

 

考えてみれば大企業だって商品を浸透させるために、巨額の経費を懸けてテレビなどのマス媒体を使った宣伝をしている。

 

マーケティング戦略などと言うまでもなく、存在を知ってもらえなければ、それは無いのと同じだ。知ってもらった後ではじめて、それを購入してもらえるかどうかの対象になる。

 

そうでなければ、小売店の店頭に並んではじめて、お客に商品を手に取って見てもらえることになる。そのためには、まず小売店に仕入れてもらわないといけない。

 

このように普通の商品であっても、宣伝というのは営業にとって難しいテーマなのだ。ましてや私たちの場合は、実態もわからないNPO団体の活動の告知である。

 

品質も、性能もわかってもらえないものを広報するのだから、単にSNSなどで一般的な告知をするだけでは、見向きもしてもらえないと考えるべきだろう。

 

だからこそ、理解してもらえそうな人のところに直接に届けることが、まずは広報活動の入口となるだろうと思う。

 

 

 

だから明日は、京都府の担当の方からいろいろと教えてもらいながら、広報活動のイロハを学んで来ようと思う。