うっとうしいチャリティ番組を流している | がいちのぶろぐ

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今日は少し雲が多くなっているせいか、どうにか35℃を越えずに済みそうだ。これだけ酷暑が続くと動くことが億劫になって、何もしたくなくなってしまう。

 

頭も働こうとはしないから、考えることもできなくなる。そんな時には、これという面白いネットの記事でも読んで時間を過ごしたいと思うが、ネット上の記事でさえ夏枯れしているようだ。

 

だから、これという記事とも出会うことがない。結果的に、ダラダラとした状態で過ごす日になっている。

 

しかも困ったことにテレビ番組では、昨夜から日本テレビ系列が、夏の終わりの恒例として「24時間テレビ」を〝垂れ流し〟している。

 

今年は目玉商品の「24時間マラソン」が、沿道に見物の人が集まると困るからと、私有地の周回コースを、〝Qちゃん〟高橋尚子さんを中心とした〝チーム高橋〟で走っている。

 

5km走るごとに10万円ずつチャリティ募金をするということだから、例えば24時間で100km走れば200万円を寄付すると、別の番組で高橋さんが言っていた。

 

〝チーム高橋〟のメンバーは野口みずきさん、松本薫さんなどのオリンピックの金メダリストに、現役の体育大学生でもある土屋太鳳さんも参加するという顔ぶれだ。暑い中をご苦労さんと言うしかない。

 

そもそもこの番組はチャリティ番組と銘打っているのに、出演者は多額のギャラをもらっている。だから、チャリティなのでノー・ギャラにしたら、という批判が常に聞かれる。

 

私はこの〝胡散臭い〟寄付集めの番組が大嫌いなので、まず見ることはない。それで、誰がマラソンを走ろうとどうでもいいことだと思っている。

 

それでも、この24時間マラソンを走ることが、芸能人としてこの1年ほど活躍した証しだからと、走りたいと思っている人も大勢いるのだろう。

 

限界に挑戦することは感動を呼ぶ、という理屈はわかる。だから、オリンピックなどの大きな競技会で活躍することが評価されることは当然だろう。

 

それと、芸能人が〝付け焼刃〟的に数か月間トレーニングをして、暑い夏の盛りに肉体をいじめつつ長い距離を走るのは、根本的に大違いのことである。

 

これが感動を呼ぶと考えるのは、日本テレビ系列の局内だけであってほしい。この長時間番組を流すことで、スポンサー収入という売り上げも相当になるだろうから。

 

本当にチャリティなら、出演者はノー・ギャラにし、外部スタッフなどに支払う直接経費だけを差し引いて、残る売上利益をそっくり寄付されたらどうですか、と言いたくなる。

 

なんとも〝いやらしい〟コンセプトの番組だと、苦々しい思いでこのお祭り騒ぎをやり過ごすしかない。

 

しかもこの12週間は、番組のメインキャスターを務める、ジャニーズ所属の若いタレントたちがいろいろな番組に出まくっていた。

 

それなら未成年の女性と飲酒の上、東京都の条例に違反したとされる、同じ事務所所属のタレントのことはどうなるのだろう。

 

この健全育成条例なるもの自体、そもそも胡散臭い条例であることはさておいて、とりあえず所属タレントが批判されている中で、大勢のタレントがはしゃいでいるのもどうなんだろうかと思う。

 

まあ、そんなこともどうでもいいことだ。先ほどは、スマートフォンのお知らせ画面に、このあと〝豪雨〟という予報が流れてきた。昔は〝夕立〟と言ったと思うのだが

 

その気象情報のアプリでは、台風8号の進路予報として、台風がこれから朝鮮半島の西海岸沿いに北上する見通しになっている。8月になって急に台風の発生が増えた。

 

 

 この台風8号は、26日に韓国のソウルの西を通過するようだ。私の息子は現在、海外勤務でソウルに単身赴任している。彼が、被害もなく無事でありますようにと祈りたい。