昨日このブログに、「ポスト・コロナ時代のマーケティング」と題して、旧知の法政大学・西川英彦氏も参加され、日本マーケティング学会が開催した座談会のことを書いた。
その後で西川氏に、その旨ご了解いただきたいとメールを送ったところ、返事を送って来られて、ブログに書いた内容と関連する元の論文まで丁寧にご教示下さった。
私のつたない理解にもかかわらず、こうした計らいをいただけたことは、本当にありがたいことだと、あらためて感謝をしたいと思う。
さて私は、昨日から今日にかけてオンラインであれこれと予定が続いていた。昨日の朝は上京区役所の「上京朝カフェ」が行われ、朝8時開始にもかかわらず25名ほどの参加があった。
朝カフェの途中、仕事に向かうからと退出される方もあったが、やはり緊急事態宣言が解除されたから、出勤しないといけないという方も増えているようだ。
そして夜には、同志社大学大学院の「ソーシャルイノベーション研究プロジェクト」の3回目の講座がオンラインで開催された。こちらも20名余りが出席していた。
この講座では、途中で小グループになって話し合いを行った時に、東京から参加しているという若い方と出会った。こんなところがオンライン授業の良いところだろう。
その方は、京都の生まれ育ちということで、もう少しすれば京都に戻るつもりだ、と話しておられた。この方のように、自分の立ち位置を変化できるのも最近の傾向かもしれない。
私たちの世代は、いったん会社に勤めると転職しにくいという意識があった。ただし、公務員を除いて終身雇用が定着したのは、実は戦後になってからだと聞いたことがある。
そう考えれば、まあ70年ほどは続いてきた終身雇用という考え方だけど、日本固有の伝統的な習慣というほどのことでもない。
そして今日は午前中に、「定住外国人支援」のNPO団体に関連したオンライン会議があった。それが結局午前中では終わらず、昼食休憩を挟んで午後も継続することになった。
この会議は結局延べ4時間に及んだ。まあ会議というよりも、リモートワークのような作業を、オンライン形式で行ったためだが、それにしても随分とオンライン会議に慣れてきたと思う。
こんなことで、夕方になって時間ができたからブログを書いている。ただこの間使用しているオンライン会議システムの〝ZOOM〟は、セキュリティが弱いようなことも言われている。
けれど、私たちの会議などは外部から覗かれても何の問題もない。それ以上に、一定時間は無料でオンライン会議として使用できることの方が、NPO団体にとってはありがたい。
参加者を小グループに分割して、それぞれで話すこともできるし、今日作業をしたように資料を画面上で共有しながら、誰かが書記役になって同時進行で修正することもできる。
ここまで使えるようになれば、実務上はまったく問題なく利用できる。さらにZOOMのチャット機能を使って、サイドで特定の相手との会話もできる。
こうして私のような高齢者も、リモートワークのようにオンライン化が進行している。変な言い方だが、まさにコロナ騒動があったおかげといっても良い。
こんな状況がなければ、相変わらずどこかへ集まって顔を突き合わせ、プリントアウトした資料に手書きで修正していたことだろう。
むしろ、オンライン化したおかげで、会議が終われば資料の修正も同時に終わっている。そこまで、デジタルを活用できる時代になったのだと思う。
ホントに昨日から今日にかけて、デジタル時代の恩恵を目いっぱいに受けている感じがする。