美味しいお酒と会議の一日だった | がいちのぶろぐ

がいちのぶろぐ

環境問題と経営の接点、中小企業の戦略やマーケティング活動,
観光・伝統産業関連などについて、「がいち」が考えたこと、思ったことを書きとめてゆきます。

昨夜は、年末に頂戴した滋賀県の酒造メーカーの逸品の大吟醸を封切りした。これが旨いのなんの、辛口だけど軽くなくて、しっかりとしたコクのある飲み心地満点のお酒だった。

 

 

 

フェイスブックに写真を載せたら、友人が写真に写っている数字を見て「精米歩合35%か」と聞いてきた。こちらはただただ美味しいと思っていただけであわててラベルを読むと、確かに精米歩合が35%だった。

 

 

 

友人の慧眼に恐れ入った次第だった。また別の友人は、この酒造会社を知っていたらしく「ここのお酒は絶品揃い」と言ってきた。これも私は知らない話で、ホェ~という感じだった。

 

世の中には呑兵衛が多いとつくずく感じ入った。皆さんお好きですなぁ。しかし美味かった。一気に飲むのは、余りにももったいないので、酔わない程度にしておいたつもりだが、けっこう回っていた。

 

ところで、昨日は関わっている「定住外国人支援」のNPO団体が実施するワークショップの打ち合わせと、それに関して地元紙の京都新聞が取材をしてくださるということで、ほぼ一日出っ放しという状態だった。

 

だから、ブログを更新する暇がなかった、という言い訳をまず。

 

そのワークショップだが、「やさしい日本語」で外国人のお客さまに接すれば、向こうも喜んでくれるから、「新規顧客が増えますよ」という趣旨で、小売店や飲食店の関係の方々向けに実施する。

 

 

 

現実問題として、飲食店などでは多言語のメニューを用意したり、スマホを使いこなせる小売店主の中には、翻訳アプリを使って接客している、という人もあられる。

 

最近は「ポケトーク」など、数十もの言語に対応した会話専用のツールも発売されている。

 

このワークショップのために、色々な事業所の実情をヒアリングさせてもらった時にも、大きな病院の受付ではポケトークを使って対応している、ということを教えられた。

 

こうして、言葉の壁が徐々に薄らいで行く傾向は喜ばしいことだ。ただ、多くの国の人たちが集まることがある、私たちの団体の会合では、共通の言語は基本的に日本語である。それに時折り英語が混じったりもする、という具合になっている。

 

日本に定住している外国人の多くは、上手いかどうかを抜きにして、生活上の利便性の点から、日本語を習得しようと思っている。

 

こういう人たちが最も頻繁に接するのが、小売業の人たちということになる。この人たちが「やさしい日本語」を理解し、それを用いるように心がけてくれれば、定住外国人はとても安心できる。

 

さらに言えば、「やさしい日本語」は、誰にもわかりやすい言葉だということも言える。文章は短く、解りやすい単語を使って話すのだから、高齢の方にも、小さな子どもにもわかりやすい、ということになる。

 

このように「やさしい日本語」というものは、言語における「ユニバーサルデザイン」ということもできる。

 

政府も、オリンピック・パラリンピックを控えて、この3月末を目途に、「やさしい日本語」のガイドラインを発表することにしている・

 

そうしたところ、福岡県の柳川市で町を挙げて「やさしい日本語」の普及を図っているということを知った。柳川市の商店などでは、「やさしい日本語」で対応できることを示す「缶バッジ」を着用しているということだ。

 

 

 

これは良い試みだから、私たちも今回のワークショップで、この缶バッジを示しながら、この運動を進めるように訴えたいと思っている。こうしたことを広げて行けば、きっと新規顧客の開拓にもつながって来ると思うから。

 

昨日はそんなことを話し合っていた。京都市の近辺に在住の方で、このワークショップに興味を持たれた方は、先着順で20名まで受け付けで。まだ余裕があるそうなので、是非お越しいただけたらと思う。

 

 

 

来襲の火曜日21日の午後2時から4時まで、場所は京都市上京区千本今出川交差点の北東角の「京都信用金庫2階クリエイティブコモンズNISHIJIN」で行います。