高温に遭うと花芽がつかないことがある。
9月にはいったとはいえ、日中のハウス内は30度以上になる日が
あたりまえといった感の宮崎県平野部・・・そんな高温条件のな
かで散見されるのが 1.作物の根の張りの悪さ 2.そのための生
育徒長 に加えての 3.花着きの不良です。ということでお客様
向けDМのブログ版となります。 なおトマト関係となってはおり
ますが、内容はキュウリやピーマンなどの果菜類全般に適用でき
ますので よろしかったらご参考に。
↓
『高温に遭うと花芽がつかないことがある。』
本圃に定植されたトマトやミニトマトの花芽がこない〔一段花がとぶ〕
ケースが、増えています。この現象の原因は
育苗の期間や定植後に 高温に遭う
ことによっておこるものでいわゆる高温障害といわれるものです。こ
の現象の起こるメカニズムですが、それは
育苗される場所や定植された場所の気温が上がる
↓
気温が上がり続けて30度を超える
↓
30度を超えた状態になると花粉の機能が低下
↓
さらに温度があがる
↓
35度以上になると、植物体内の糖分が不足してくる
↓
花粉だけではなく、お花自体の機能が不全になる
↓
受粉ができない
といった経過をたどるからだといわれています。
したがってトマトやミニトマトの花がつかないという高温障害を防ぐ
には、
● 育苗場所の気温を30度以下に保つ
● 夜の気温を25度以下にする
ことが大切となります。さらにもうひとつ。植物体内の糖分を上げる
ことも効果的な対策です。具体的には
● 糖分のはいった液肥の葉面散布をおこなう
● 液肥の濃度は薄め〔500倍程度〕を心がける
● 薄めであっても、回数を増やす〔5日おき〕ことで対処〔耐暑〕
といった方法をとることで、症状を軽減することが可能になります。
いじょう、今回は本圃に定植されたトマトやミニトマトの花芽がこな
い場合の対処法をおつたえしました。記事を読まれて心当りのあった
方は、次回にこの耐暑法を試されてみはいかがでしょう。
なんといっても高温の季節は、トマトやミニトマトをはじめとする果
菜類の高価格時に重なることが多いもの。せっかくのお花なのですから、
しっかりものにいたしましょう。
いわゆる温暖化の影響なのか・・・台風一過あとのせ
っかくの高値の時期なのに、『2番から3番花まで全
部おちてしまった・・・なんてお話をお聞きすること
も、悲しいかな毎年毎年増えてまいりました。。
「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
kk
まだまだ要注意なヒトスジシマカ。
じっと襲撃のチャンスを待つ・・・。まだまだ。いまじゃない。
いまやつはラベンダーに水をやっているが、やつはこっちに気
づいている。もうすこし、がまん・・・このまま、だ。水をや
り終えたとき。そこが勝負になる。
そう、葉の剪定とか、植え替えの日取りや植え替えに必要な資
材をかんがえはじめたとき・・・目の前のラベンダーではなく、
次のラベンダーの作業を考えはじめる瞬間、そのときに隙がで
きる。その瞬間を狙って静かに攻撃し、目的を達成したら、早
めに退散する。
それが、こちらがとるべき最良の方法だ。そして欲をかかない
こと。できれば、やつにきづかれないうちに退散するのがよい。
おっ、鉢を手に取り始めたぞ。そろそろかな。いや、まだ、も
うすこし。そうだな3鉢目くらいのときに静かに背後に回りこ
もう。
よしっ、いまだっ。
というわけで、こちらの注意力が散漫になったときを見計らった
かのように、
首筋から耳たぶ、顎にかけてのライン、そして肘や二の腕の裏、
背中、ふくらはぎ・・・などなど人間からは見ることのできな
い体の部位を死角から狙って吸血攻撃をしかけてくる あいつ。
そうそれが、ヒトスジシマカ〔いわゆるヤブ蚊です〕。
ヒトの行動と心理状態が、なんてわかるものかわ
と、彼女らの凄技にはただただ感心させられてしまいます。
「人の接近を察知できる距離はおよそ4~5m」とされている
このヒトスジシマカの能力。しかし、どうにもそれだけではか
たづけられない〔ヒトの心理を読む〕能力も併せもっているか
のようです。
ちなみに私が被害を受ける場合は、世話をするラベンダーのい
ずれかの鉢の葉の裏になどで、こちらの注意力が散漫になるま
で、じっと しているんですから、ほんとに始末が悪いです。
ヒトスジシマカ。
日中の吸血活動の最盛期は 16~18時。具体的には 温度
26℃、照度200~6000ルックスの条件下でもっとも活
動する・・・という活動特徴をもつヒトスジシマカ 。
デング熱に、チクングニヤ熱、そして西ナイルウイルスなどな
どいろいろな熱帯由来の感染症を媒介する懸念がもたれている
だけに・・・みなさま 注意&予防されてくださいね[前回の
デング熱関係の回はこちら]。。
2010年前後は東北以南が生息域だったはずのヒトスジ
シマカですが、2020年以降には北海道を除く全都道府
県にまで生息域を広げ、現在では北海道進出もまじカとい
われるヒトスジシマカ。この勢いでいけば ここ南九州で
はそのうち真冬以外にはいつも出現しちゃったりしないか
と、けっこう真剣に心配しております。
「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
のの
残暑の蚊にもご用心。
まだまだ盛夏というほどの気温が続きますが、ひきつづき気を
つけねばならないのが夕方にかけてのヤブ蚊の襲撃。ちょっと
外にでただけで、ひじの裏側や耳の後ろとか、気のつきにくい
部位を刺されてしまいます。ちなみに昨日などは、刈り払い機
使用中に、あの振動をものともせずといったかんじで、手袋の
やぶれていた個所の皮膚の出た部分さえ刺されてしまうほど。
きっと季節が終わるという危機感が 彼女たちを産卵のための
吸血活動にはしらせるのでしょうねー。そんな必死なこの時期
のヤブ蚊をして、当地では “あばれ蚊”とよぶ古老もおられる
のですが、まさに 言いえて妙 な 表現であるなと思います。
高温すぎて今年は蚊が少ない・・などという話もありますが、
熱帯産のヤブ蚊はやっぱり多かったよな と思いつつ 2016年
分ですが、よろしかったら ご参考に。
↓
『残暑の蚊にもご用心。』
朝や夕方の時間のガーデニングを楽しむためにも、はやく11
月になってくれないかなあ・・・」などとおもってしまうのが
南九州のガーデナーの願い。。
その理由は 蚊、ヤブ蚊 の攻撃なんです。
庭の近くに 溝や水田がある。
そんな場所がなくても、お墓や竹やぶがある。
お墓や竹やぶがなくても、
枯れ葉がある。
空きカンや空きビン・プラスティック容器に
古タイヤなどのゴミがある。
そんな環境がすこしでもあれば、ほぼまちがいなくやつらおそ
ってきます。すこしでもいい、わずかな水が溜まるスペースさ
えあれば、彼らは10月いっぱいまでは生存し繁殖することが
可能なんです。
なぜ蚊がいやなのか。
それは刺されると痒いし、そしてなんといっても日本脳炎など
の従来からの日本の病気や、最近では特に熱帯性の伝染病に感
染させれる危険性があるからなんです。
怖いのは デング熱 。
と書けば、日本では大発生していないのに、またまた大げさな
・・というあなた、それは認識不足です。デング熱に関しては
ですね・・・
日本では、いまは大発生していない!
という表現が適切なんです。そう 「日本では、第二次世界大
戦末期の1942年から45年にかけて、長崎県、広島市、神
戸市、大阪市等、西日本を中心に数十万人規模でデング熱が発
生していた」という史実があります。これはヒトによって戦地
から持ち帰られたデング熱のウイルスが、日本に生息するヤブ
蚊/ヒトスジシマカ[空襲対策としての防火水槽の設置がこの
蚊の発生を助長したといわれていますよ]によって媒介され大
流行した。
2016年のいまとなってはじつに意外な話ですが、聞いたら
十分に納得できる話であるなと思うのです。。
そう思わざるを得ない最近の実例/はなし も あります。
それはおなじくヤブ蚊が媒介する熱帯性のチクングニヤ熱 に
関するイタリアにおける 2007年06月の症例です。当時
の新聞によれば ↓
「イタリア北部エミリア・ロマーニャ州の二つの村で、インド
旅行からの帰国者がチクングニヤ熱を発症。その後3カ月間で
住民の約6%にあたる214人が感染し、うち高齢者の死亡も
確認された。」と報道されましたよ。
ちなみにこのイタリアのエミリア・ロマーニャ州。ここの緯度
をしらべてみたのですが、なんと、北緯約44度付近。
この位置を 日本の都市の位置と比較したたのですが、これが
鹿児島よりも大阪よりも、いえいえ東京よりも、さらにぐっと
あがっで秋田よりも北にありまして、じつは 北海道網走市と
同じくらいの位置だと知って 二度びっくり。
ということで、
もうーお盆過ぎとはいっても、ヤブ蚊対策からいったらまだま
だの残暑。ガーデナーのみなさま、ヤブ蚊には 十二分に注意
しようではありませんか[最新のニュースでは薬剤耐性マラリ
アも確認されたといいますから]。
それにしても、チクングニヤ熱。チクンっで、グン
ニャリとは、できすぎの感ありあり。
「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜
野菜/農産物の衛生的な生産方法について。
昨日のクロ現みたからというわけでもないのですが笑、質問いただい
たので、いまでは一般的となってきた野菜の衛生管理の話で2010
年当時ではまだ珍しかったらGAP/適正農業規範をご紹介した記事と
なります、再録ですが よろしかったらご参考に。
↓
市販の野菜に付着している細菌や大腸菌の仲間は
野菜1グラムに対して10000~100000個
といわれています。これって考えようよってはととても多いように
も思えますよね。でも、大丈夫。この数字の値は、たとえば椅子や
机といった家具にもついているくらいの値なのだそうです。
このように地表から地下部の微生物や昆虫や動物といった生物の存
在し生活している土に接触して生産される農産物には、いろいろな
菌やさまざまな小動物が付着していてあたりまえなわけですが・・・
けれど。問題はこのブログでも たびたびとりあげてきたO-157を
代表とする病原性の大腸菌群です。こういった種類の病原菌は、
数十個から数百個で人への感染をひきおこす
わけですから、じつに厄介で要注意な存在となります。もし、病原
性の大腸菌群がついた野菜が消費者の手にわたり、その後購入者の
洗浄が不十分なままに生食された場合は、食中毒を引き起こす可能
性が大きくなるわけですからね。
そこで、こういった種類の病原菌を生産物である農作物に付着させ
ないような努力をおこなう必要が生産現場に要求されることになる
わけですね。
しかし。わずか数十個から数百個で感染する可能性のある病原菌を
付着させないようにすることは、一見とてもむずかしそうに思えま
す。けれどそこには原則がある。そう、『O-157やサルモネラ菌な
どの病原性微生物は家畜のふん尿のなかで生殖・増殖する微生物で
ある』という原則です。まずはこれを押さえる。
そういった考え方のもとで、『家畜のふん尿』を念頭において対策
をしぼって管理していくとすれば、野菜への病原性の大腸菌群の付
着を少なくすることは、かなりの確率で可能となります。
そこでまずは生産現場における、菌が付着している可能性のあるも
の/汚染源をつぎに記してみました。
■ 農場段階での病原性微生物の汚染源
収穫前・・・・家畜のふん尿・土・栽培に使用する水
ごみ・ネズミ・ハエ・作業者・生産用具
収穫後・・・・人のふん便・洗浄水・運搬器具・運搬車
作業者・貯蔵庫・小動物・段ボール
といったものが汚染源として考えられます。したがって、これらの
考えられうる汚染源をつねに検査し消毒することで、生産現場にお
いて、病原菌の付着していない可能性の高い安全な野菜を提供でき
るものとかんがえられています。
そして、もうひとつ大事なことがあります。それは・・・記録。
たとえば、「いつ・だれが・なにを・どういうふうに」消毒したか
を、こと細かに記録としてのこしておくことが大事です。記録を残
すことも、生産する側としてつねにかんがえておかねばならない重
大な事項なのです。
以上、今回ご紹介してた野菜の衛生管理の考え方は『適正農業規範
/GAP』 とよばれる、農業の各段階で衛生管理を実施していこう
という考え方です。これからの農業のあり方を考えると、避けて通
れない大事な考え方だとおもいます。生産段階の次のステージであ
る流通・小売の段階のHACCPと併せて行動すれば、鬼に金棒ってか
んじでしょう。。
前々回のカイワレ大根業界といい、今回のGAPという生産活動と
いい、こういった生産現場からの努力に対しては・・・農業関係者
にプラスして、いち消費者としての立場からも評価してあげたい気
持ちでいっぱいです。
ちなみに HACCP。
こちらは1960年代に米国で宇宙食の安全性を確保するために開発さ
れた 食品の品質管理の手法です。 食品の製造工程全般を通じて危害
の発生原因を分析し、重要管理事項を定め、より一層の安全確保を
図る科学的管理法式といわれています。
ここからは2019年現在の参考資料のご紹介。
たとえば、あんなに防いでも感染の止まらない豚コレラ。
気をつけているはずなのに、イノシシや機械や作業者にも
付着してしまう菌についての回は こちら。
そして人に影響のない豚コレラはいいとしても、たとえば
そこから推測してもらいたいO-157の生活圏に関する話は
こちら。
そして・・・O-157を保菌した・イノシシが圃場に侵入した
ことが原因とされる、米国においての野菜によるO-157
発生があった事実も、いま農業生産者は知っておくべきだ
と思います。
「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜
穴森さまにお詣りに。
コロナの関係もあったということで、4年ぶりに羽田の穴森神社に
お詣りさせていただいたのですが、4年前には計画の段階であった
ご改修が無事に完了されておられました。ということで自分として
改修後の初お詣りとなりました。そんな様子を よろしかったら。。
↓
2020年の改修工事が始まる前の穴森神社さまの様子は ↓
本殿に向かって右手にある小さな4つの祠[ほこら]を順に参拝しつ
つ、その奥まったところにあるのが「奥の宮」。
そしてその「奥の宮」の背後にある築山が「祭山」となります。
の
図ではこうなります。 
というふうな塩梅であったのですが、コロナ明けということで先日
2023年の8月に4年ぶりに参拝させていただいたところ、
2020年4月19日に完了した改修工事で とくに図でいうところの
祭り山あたりが大幅に改築されているということで、今回はそんな
改修後の様子をお伝えしたいと思います。
本殿にお参りしてから正面右わきの、改修に併せて新調された鳥居
をくぐって奥の院へと進みます。
この鳥居をくぐって奥の院へ。
すると新築された奥の院が眼前に。 
その奥の院にお参りする前に少し下がって空を見上げたら岩塊と
いうか、いや御山というべきか、上部の方向に新らしい祭り山が

まさに ドオオオオンというかんじ で、視界に入りましたよ。
祭り山です。
改修前は 祭り山の存在がわかりにくいかんじであったのですが、
[→ 祭り山にたどりつけなかった話は こちら]
こんどは すぐにわかりました。
頂上部の上の宮さまも新築でした。
頂上部から見たご本殿のようすはこちら。左の道路があり、その
横は さきほど潜り抜けてきた ずらっと連なる鳥居連があり、
そして 銅板で葺かれた本殿のお社が続きます。 ↓

そしてどうなったのかと気になっていた穴森さまの夏場のシンボ
ルであるバケツ稲というかプランター稲というかの イネ栽培な
のですが、社務所からみた正面の一角に 小さいながらもきれい
な水田がそこに存在して ほっ♬ 。


これでこそ穴森さま、さすがの穴森さまでございました。

さてさて、宮崎行きの飛行機のフライト時間まで2時間。また
お参りさせていただきますと、ご本殿に向かってご挨拶して
羽田空港へと向かいました。
改修前の時期のバケツ稲の様子は こちら、そし
て こちら となります。
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
のの