学級閉鎖が1万校を超し
、大都市圏での大流行が本格化してきた新型インフ
ルエンザ
。とりあえずいま注意しなければならないこと、それはタミフル耐
性のウイルスの出現です。そんなタミフル耐性のウイルス出現する理由のひ
とつ、それがタミフルがヒトの体内を通って自然環境に放出されることです。
(11月01日)
タミフル、河川へ。
2009年8月15日のニュース
です。
『インフルエンザ流行期に、治療薬タミフルの成分が下水処理場から河川に
放流された排水中に高い濃度で含まれていることを、京都大流域圏総合環
境質研究センター博士課程3年ゴッシュ・ゴパールさん(30と田中宏明
教授らが突き止めた。
インフルエンザに感染している野鳥などがこの水を飲んだ場合、ウイ
ルスがタミフルの効かなくなる耐性になる恐れがあるという。
研究チームは、京都府内にある三つの下水処理場について、放流水と処理
研究チームは、京都府内にある三つの下水処理場について、放流水と処理
場の上流、下流の河川水のタミフル濃度を測定した。その結果、季節性イ
ンフルエンザ流行のピークにあたる今年1月下旬~2月上旬に、放流水で
水1リットルあたり最大約300ナノ・グラム(ナノは10億分の1)、
下流の河川水では最大約200ナノ・グラムを検出した。
人が服用したタミフルの約80%は、そのまま体外に排出されているとさ
れる。』 8月15日読売新聞
家畜フンや食品の残渣から作られる生ゴミ肥料の安全性を 問うているのは、
まさにここにあるのです。
家畜フンや食品の残渣を使用することこそが有機農業である(リサイクル有
機農業と私はよんでいます) という考えは、おかしなことだとは思われま
せんか?レイチェル・カーソンの思想は、ここでこそ考えられねばならない
のではないでしょうか。
リサイクル有機農業と、リサイクルではない伝統的な有機農業は、区別され
ねばならないと、強く思います。
田畑に施用される有機物に対する量と質の規制も、もちろん早急に整備され
なければなりません。まずはルールをつくりましょう。
「夢で終らせない農業起業
」「本当は危ない有機野菜
」
ドン・キホーテは1人でよい。
いや、鈴木康央との二人でよい
・・・という思いで、出版の夢が叶った「有機本」でした。
うれしかったことは、「有機農家」のご支持を
予想以上に いただいたことです。
感謝申しあげます。