GB86 究極の薬剤効果をもつ物質としてのレクチン | グリーン・ブレイカーズ

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 農業の現場のお話しを中心にお伝えしてます。


「なあんだ ヒトの血液凝集作用を持つレクチンは、
 単に昆虫に対する毒 なのか 」 

で話しがおわりそうですが、そうもいっておられないんです。

人に対する影響があきらかになってきたんです。なんとっ・・・

 ・ 1960年 アカインゲンマメレクチンがリンパ球を活性化すること
 ・ 1963年 小麦胚レクチンが悪性化細胞を凝集すること
 ・ 1969年 コンカナバリンも悪性化細胞を凝集すること

が発見されますビックリマーク

レクチンは、がん細胞特異的細胞凝集活性やリンパ球の幼若化による細胞分裂
を盛んにするといった作用を持つことがわかってきたです。こうなると誰しも
無視〔虫?〕できるはずもない/笑。

これまでとくに化学捜査で重要視されきたレクチンは、いまや がんや白血病
などの診断薬や研究用試薬として、医療・化学分野で盛んに用いられるように
なっています。
この作用などは 「究極の薬剤効果をもつ物質」としてのレクチンをよくあら
わしたものといえそうです。

さらにはレクチン本来の、「レクチン」のもつ天然の殺虫剤としての機能の
利用です。「レクチン」を化学農薬の替りにつかうわけにはいかないのかと、
いつい考えてしまいませんか
  
なにせ「レクチン」は、もともと植物の作り出したタンパク質なのです。虫害
弱い貴重な作物を、化学殺虫剤を用いずに害虫から守ることを可能にしよう
した例として、この「レクチン」はよく引き合いにだされるのです。
そして、こんな発想のもとに生み出された植物、それは(賛否両論については
として)




・・・・「遺伝子組み替え植物」とよばれています。




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