妊娠検査薬の失敗に終わった翌日、旦那とたまたま帰宅時間が同じくらいになったの
で最寄駅で落ち合った。

 

昨夜、検査を試みて失敗したことをそこで始めて旦那に言った。

 

妊娠の可能性はなんとなく伝えていたが、検査するまでとは思っていなかったようで

完全にビビっていた。

 

その日も帰りに買って帰ってすぐ調べるというと「今日はやめておこうよ」と

 

意味のわからないこと言っていたがそんなことは無視してドラッグストアで買い、

帰ってすぐにトイレへこもった。

 

前日の失敗があったので反省を生かし今度は確実に。

 

反応が出るのに2、3分はかかる。

 

・・・が1分も経たずにはっきり出てる。

 

陽性!

 

トイレから出て「はっきり出たよ、赤ちゃんできたよ」

 

旦那は「うそ!」と驚きと戸惑いとはにかんだ笑顔で検査薬の結果を覗き込んだ。

 

そして確認すると片手を高く掲げたのでハイタッチした。

 

二人の感想は『思ったより早く出来た!』である。

 

前述したようにもっと長期戦になると思っていたので、こんなにもすんなりと授かるとは思っていなかったのだ。

 

その夜は二人ともふわふわした感覚だったと思う。

 

私のお腹の中に生き物がいるのかと思うと本当に不思議な感覚だった。

 

そしてじんわりとでもどこか曖昧な嬉しさと温かさを感じた。

 

2015年の春頃、子作りを始めた。

 

2、3年はかかる覚悟で私はいた。

 

子作りを始めて最初の生理予定日。

 

少しばかりドキドキして、お酒も控えたりしていた。

 

そんな簡単に出来ないよとは思っていてももしかしたら。

 

ほどなくして生理に。

 

「そんなに甘くはないよね」

 

そして次の生理予定日。

 

だいたい1週間くらい遅れることが普通にある。

 

今回も出来ていないだろう。そんな甘くはないんだから。

 

そう思い、私は友人3人とワインのボトルを2本あけた。

 

別の日には会社の人と朝まで飲んだ。

 

2軒目はボーリングでみんなとはしゃいだ。

 

それから数日後、気づくと生理予定日から10日過ぎていた。

 

さすがに気になりだす。

 

会社帰りに妊娠検査薬を買った。

 

旦那はまだ仕事だったので、一人で調べてみる。

 

結果は・・・

 

失敗。。

 

やり方がまずかったのかいくら待っても反応が出ない。

 

その日は諦めて次の日にリベンジすることにする。

結婚したのが2014年。

 

当時は子供をどうしても欲しいとは思っていなかった。

 

というか、旦那と私の間に子供がいるイメージが全くつかなかったのだ。

 

お酒が大好きな私達は時間が合えば外で外食。

 

お酒を飲みながら他愛もないくだらない話をすることが好きだった。

 

その時間を私達は大切にしていたし、気楽でとても楽しかった。

 

私達夫婦の関係性はその当時がとてもベストのように思えていた。

 

これが子供が出来ることでどのように変化するか想像つかなかった。

 

しかし、果たして本当に子供はいなくていいのだろうか?

 

女性が子供を産める時間は限られている。

 

すでに30代であった私はそこまでゆっくりはしていられない。

 

そして望んだところですぐに出来るわけではない。

 

周りには望んでもすぐに出来ないという人が少なくはなかった。

 

だから私も具体的な診断を受けたわけではないが、なんとくすぐには出来ないだろうと思っていた。

 

子供に関して積極的ではない私達夫婦ではあったが、子供が出来るよう努力をしよう。

 

でも無理はしない。授かれば大切に育てよう。なかなか授からなければ夫婦二人で楽しく暮らそう。

 

要するに不妊治療などはしないということだ。

 

私達はこの考えがとてもよく合致した。