クレオンティアデース | Swift Servant for WONDER

クレオンティアデース

今日も今日とて。
ギリシア神話なデータベースを作るべく、まずはファイルの入れ物から、とチマチマ作業。

今回はクレオンティアデースという人。
高津の資料を見ると、よかった、ヘーラクレースとメガラーの間に生まれた子、くらいしか記述がない。

EPWING for the classicsで提供されている英文の読解辞典や、英語版のwikipediaでも独立した項目がとられていません。
まぁ、こういときは、英語版wikipedia内で検索かけちゃうのが安易でラク。

ヘーラクレースの項目に、子供のリストとして出てきます。
その近辺のリファレンスを見てみると、アポロドーロス、ヒュギーヌスの「神話集」、そしてピンダロスへの古注。

アポロドーロスとヒュギーヌスは単にリストしているだけ。
ヒュギーヌスは162節に出て来るんだけど、メガラーではなくてアウゲーとの子に読めてしまう。

ピンダロスへの古注は、それらよりも分量が。
どんなことが書いてあるか、はコメントに入れてあるので、私のファイルのソースを見て戴ければ。
ファイルを表示させるだけだと、ファイルフォーマットだけした表示されません。

あ。
ソースに書かれているギリシア語は、Androidなどでは表示できない文字を含んでいます。
root化してフォントを追加しているような猛者ならば別ですが。

メガラーとの子ということは、ヘーラクレースが狂気に陥ったときに殺されたハズ。
そのことを扱ったエウリーピデースの悲劇「狂えるヘーラクレース」があるのだけれども、そこでは子供たちの名前は出てこない。
エウリーピデースへの古注を見ても、やはり出てこない。

メガラーとの間の子たちの一人、ということで当然殺されたという認識なのかなぁ。
その辺の記述は、現時点では見つけることができていない。
悩ましいなぁ。